皆の心の声が聞こえるときがある ページ34
A
「最終選別があるところは藤の花が円状に一年中咲いている山にあります。そして円状になっている藤の花の内側に進むと生け捕りにした鬼がうじゃうじゃといます。その中で七日間生き残ること。これが隊士になる為の条件です」
上鳴
「それって……死ぬ可能性があるような……」
A
「勿論死ぬ可能性があります。でも今はリタイア機能があるので大丈夫です」
砂籐
「今は……ってことは昔はなかったんスか」
A
「予想通りありません。そして最後最終選別で生き残った後と階級について。どちらも竈門さんが説明してくれます」
炭治郎
「生き残った後は隊服を支給され日輪刀ができる玉鋼を選び鎹鴉を付けさせてもらいます。水津淶、今呼べるか?笛で訓練しているのはこの中で水津淶だけなんだ」
A
「やってみる」
ポケットから笛を取り出し「ピュー」と一回鳴らした
炭治郎
「鎹鴉が来るまでに階級についてお話します。階級は十段階あり上から甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸です。そして甲の中から十二鬼月を倒したものが柱と言う最高階級につきます」
葉隠
「皆の階級は?」
「「「階級を示せ」」」
三人がそう言うと手の甲から階級が浮かび上がった
炭治郎
「俺と我妻が甲で水津淶が乙です。一番上と上から二番目ですね」
やった。階級が上がってる
轟
「十二鬼月ってなんだ?」
A
「申し訳ありません。説明し忘れておりました……
十二鬼月とは、全ての鬼の中で圧倒的な実力を誇る12体の鬼の始祖直属の鬼のこと。「上弦6体」と「下弦6体」に分かれており、特に上弦は100年以上顔ぶれが変わらなかったほど猛者ばかりです。
下弦と上弦にはそれぞれ1〜6の数字が割り振られ、1に近いほど強力な鬼となります。数字は鬼の目に刻まれています
その十二鬼月は鬼の主が決めています。なので始祖が剥奪と言えば容赦なくその席から降ろされます」
コンコンと窓を叩く音が聞こえた
炭治郎
「丁度鎹鴉が来たので説明に戻りましょうか」
セイ
「クダラナイヨウジダッタラオヤツフヤセヨナ!!
(くだらない用事だったらおやつを増やせよな!!)」
((((鳥が喋った!!!))))
何だろう。皆の心の声が聞こえる
A
「この子は私の鎹鴉。セイちゃん」
炭治郎
「鎹鴉は主に連絡用に使われるため特殊な訓練を経て喋れるようになってから一人前の鎹鴉となります」
私がここを去るときは……→←理解してくれるといいんだけど……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2021年4月7日 18時
