雷のような速さ……流石です ページ31
炭治郎
「そうか。なら俺は敵だから応援を呼ばれないように気絶させる必要があるな!!」
良い笑顔で怖いこと言うね……
そういえば私がいる演習場は地面が土で回りは沢山の農作物が実っている。多分贋物だと思うけど
炭治郎が壊したコンクリートは入り口近くがコンクリートなだけだから書き間違いとかじゃないから安心して
A
「全集中 水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦」
土埃が起こるように足に力を入れ一気に回転する……
ただの時間稼ぎだけど今のうちに距離を離さないと。足跡を残さないように
でも炭治郎鼻が良いからすぐ追いつくよね
ベチョ
A
「ベチョ……?」
足元に視線を向けると泥があった。最悪だ足跡を残しやすくなる……
……ん?いや、これ使えるのでは……一か八かだけどやってみるか
――――――――――
善逸
「なんで俺が最後の砦役なんだよぉ……だからといって特攻隊は無理だし……なんで俺ここにいるんだろう……早く帰りたい……そして禰豆子ちゃんによしよしされたい……」
カメラが水津來の方に向いていると思っているんだろうな。実際その通りだが……ゴール付近で恥をさらしているこの男。善逸は強い。侮れないほど強い
善逸
「…………やだもう音がするんだけど!!?炭治郎はどうしたんだよ!!俺より強いんだよ！あぁ終わった……もう終わった……」
善逸の言う音……その正体は
A
「私。全集中 水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨」
カフスを手に持ち型を繰り出す
善逸
「うっ…………」
やばい……カフスをかける前に倒れながら気絶した……
とにかく早くゴールへ……!!
善逸
「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」
雷のように音を置き去りにし私の首めがけて刀を振るう
A
「ぐっ……誤算だった……」
本当に、本当にあと少しなんだ。這いつくばってでも……
じゃりじゃりと体全体が土で汚れている音がする
リカバリーガール
「水津淶条件達成により合格だよ」
――――
―――
―
モニタールームに向かう途中善逸に質問された
善逸
「そういえばなんでそんなに泥だらけなの……」
A
「あぁ、それはね……」
時は遡り……
―――――
ベチョ
A
「ベチョ……?」
足元に視線を向けると泥があった。最悪だ足跡を残しやすくなる……
……ん?いや、これ使えるのでは……一か八かだけどやってみるか
私は素手で泥を身体に塗りたくった
そして物陰に隠れ匂いで追って来た炭治郎が来るのを待っている
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作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2021年4月7日 18時
