ヒーロー殺し強い…… ページ19
ヒーロー殺しは轟くんに近づき頬にできた傷をなめようとしている
させるわけないだろ……
私は顎めがけて蹴りをお見舞いした。大丈夫。全集中だけど型は使ってないから骨は折れない!
轟
「すまねぇ」
A
「雑談は良いから体動かせ。来るぞ」
回避能力も高いと来たか……強いな
飯田
「何故……皆……何故だ……やめてくれよ……兄さんの名を継いだんだ……僕がやらなきゃそいつは僕が……」
ずっと黙っていた飯田くんが弱弱しい声でそう言った
轟
「継いだのか。おかしいな……」
轟くんはヒーロー殺しの目の前に大きな氷壁を作り上げながら言葉を紡ぐ
轟
「俺が見たことあるインゲニウムはそんな顔じゃなかったけどな。おまえん家も裏じゃ色々あるんだな」
A
「きついことを言うようで悪いが……やめてほしいなら動け。個性のせいで動けないからとか関係ない。抵抗しろよ。飯田が何を思ってコイツと戦っているか知らんが……言うだけなら誰でも出来る」
言葉を言い終わった瞬間時間稼ぎの氷壁が粉々になってしまった
ステイン
「己より素早い相手に対し自ら視界を遮る……愚策だ」
死角に気を付けろ……その発言を言うってことは何かある……
周りに気を巡らせていると投げナイフが氷壁の裏から投げ出されているのに気づいた
A
「やっぱりな」
私はそう言いながら刀でナイフをすべて弾き崩れた氷壁の奥を見る。いない!?
轟
「上……」
脚力も高いのか……呼吸使ってないのに結構飛ぶね
上にいたヒーロー殺しは刀を持ち全体重をかけて刺そうとしている
何だあの扱いは……すぐに折れるぞ。折れた後治してくれる人が包丁持って追いかけてくるんだぞ。やめろよな(震)
そう思った次の瞬間。緑谷くんがヒーロー殺しを引っ張り地面にたたきつける
A
「緑谷が復帰か……私はこの場を離れる。ここは頼んだぞ」
緑谷
「どこ行くの……!?」
A
「さっきから近くに敵(鬼)の気配がする。そっちを片付ける……」
何しに行くか言った後鬼を滅するために場を離れた
――――
―――
―
気配はこの辺だけど……アレか?でも子供だよな。子供なのにこの気配は何だよ……
「あ、来た。でも鬼狩り……」
メチャクチャヌルヌル喋るんだけど……絶対強敵だ
「う〜ん……おいしそうな鬼狩りもいるけど君は違うね。稀血の匂いはする。でも誰かから摂取した奴でしょ?君自体は稀血じゃない」
本当の稀血が現れたらこりゃ大変だ……意識がそっちに向いてしまうよね
いやいやいや……目が悪いだけだよな。な?→←今世で初めての任務!
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作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2021年4月7日 18時
