一般隊士の私はヒーローと仲良くなってしまいます (ページ42)

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母の拒絶ページ42

そんなことがあった中、私は呑気に欠伸をしながら目を覚ましていた。目を擦る為に私の手が視界に入る

A
「……?」

何かの間違いだと思い一回目を瞑りもう一回手を見る

A
「ナイ…………無い!!??!?」

そう、痣がないのだ。慌てて他の箇所も見るが全て無くなっているのを確認すると同時に、私の大声が蝶屋敷に響き渡った。そして少ししたら蟲柱様が入出してきてさっき皆に説明したことを蟲柱様は私に説明する

A
「なるほど……?」

胡蝶
「ということなので、普通の生活に戻れます」

普通の生活に……いや、普通ではないけど、いつもの生活に戻れるんだ……そっか、戻れるんだ。ヒーローになれるんだ……鬼を滅しに行けるんだ……

こんな事を考えているとドンドン私は実感を持ち始めうれし泣きをした。最近泣いてばっかりな気がする

まぁ無理もない。死にそうになっていたからな

と言うわけで私は無事完全復帰。先生にこのことを説明するため、蝶屋敷にある電話を借りて先生に電話をした。説明した後相澤先生が「伝えたいことがある」と言いそのまま続けて発言している

相澤先生は明日寮制度について家庭訪問に行くからと言っていた。やっば……鬼憮辻どうしよう……

胡蝶
「外に出るときはこれを付けてくださいね」

私は蝶屋敷から出ていくとき蟲柱様から度の入っていないメガネとマスクをもらった。「なんで?」と疑問を漏らすと驚くべきことを蟲柱様は発言した

胡蝶
「あぁ、説明がまだでしたね……我々鬼殺隊、敵殺しとして恐れられているんです。警察の方は鬼のことを知っているのですが……マスゴミ……コホンッ!!マスコミがあることないことを言いふらしていてですね……肩身が狭いんですよ」

そして一番危険なのが私。どうやら名前と入学している高校がバレているのだとか。私は直ぐに理解しメガネとマスクを装着し帰路に着いた

家に帰ると「ただいま」と零すが鬼憮辻の声が聞こえない。おかしい、気配はあるのに。そう思うと同時に懐かしの声が「おかえり」と私を出迎えてくれた

A
「お、お母さん……!?え、どうしたの!?まだ出張の時間だよね?」

私の母親
「私だけ緊急で帰らせてもらったの。話がある、座りなさい」

有無を言わさないような威圧感。これぞ母親の姿と言うべきか……とにかく内容を察した私はリビングの椅子に母親と向かい合わせになるように座り、母親の言葉を待った