私の生き方は…… ページ39
A
「私は鬼を狩りヒーローを目指します」
胡蝶
「つまりはいつもの日常が良いという事ですね」
A
「簡潔に言うとそうなりますね……それとお願いがあるんです」
胡蝶
「お願い……ですか?」
A
「はい。ヒーローは無理でも私のクラスメイト達をどうかよろしくお願いします……皆はとても騒がしくて危なっかしくて問題ばっかり起こすクラスですけどとてもいい人達なんです」
胡蝶
「……善処します、としか言えないですね。出来ないお願いを出来ると噓を付きたくありませんから」
蟲柱様らしい理由。でも善処してくれるだけでもうれしいよ
その後私は一応痣がある為療養となった
療養していると蟲柱様がある人を連れて来た。その後仕事があるからと病室には2人きりの空間が生み出された
この気配は……
A
「飯田くん……?」
飯田
「大人数で行くのは悪いだろうからと代表で委員長の俺が来たんだ。そうそう、ニュース……見たか?凄いことになっていたぞ」
A
「う〜ん……見てないかな〜。見ての通り病室にはテレビが無くて……」
飯田
「そ、そうか……今雄英では寮生活になったんだ。でもそのためには両親からの許可を取らないと寮生活に移行できないんだ。水津淶くんの方はどうだ?」
A
「多分良いよって言ってくれるよ。両親出張でいないときが多いから安心して雄英に預けようとしてくるはず」
そもそも寮生活になっていたこと自体知らなかった
飯田
「良い両親なんだな……」
A
「うん、自慢の両親だよ」
飯田
「…………」
A
「…………」
気まずい
飯田
「水津淶くん、なんで顔をコッチに向けてくれないんだい?」
A
「向きたくないから」
飯田
「でも話す時は相手の目を見て話さないと楽しくないぞ?」
A
「今はそれでもいいよ」
飯田
「何かあったのか……?」
A
「うん……」
飯田
「それは誰にも見せたくないほどの?」
A
「うん…………嫌われちゃう気がして」
飯田
「勝手なことを言っているように聞こえるかもしれないが……俺たちは嫌いにならない。絶対に」
A
「なら、皆のことを信頼してみるよ」
私はそう言うと飯田くんの方に視線を向けた。その瞬間飯田くんは驚いたような顔になったがそれは一瞬だけ、すぐにやさしい顔に戻った
飯田
「その痣……聞いてもいいかい?」
A
「勿論……」
私はぽつりぽつりと話し始めた
こうなった原因、痣のメリット、痣の代償、私の余命……すべてを
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作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2021年4月20日 8時
