夜は危ない ページ30
切島
「ここで動かなきゃ……俺は俺でなくなっちまうんだよ……」
弱弱しい声でそう呟き、バッ!と緑谷くんの方に振り向き手を差し伸べる
切島
「だからさ緑谷!!!まだ手は届くんだよ!!」
芦戸
「ちょっと待って、状況を整理したいんだけど……」
話がこんがらがって状況を一つ一つ簡潔に整理し始めた芦戸ちゃん
芦戸
「え〜っと、ヤオモモから発信機のヤツ貰って……それ辿って……自分らで爆豪くんの救出に行くってこと……!?」
敵に敵わなかった私達が敵の本拠地に行って爆豪くんを助ける。やはり無茶だ。でもそれでも轟くんと切島くんは諦めない
轟
「敵は俺らを殺害対象と言い爆豪は殺さず攫った。生かされるだろうが殺されないとも言い切れねぇ。俺と切島は行く」
飯田
「…………ッ!!ふざけるのも大概にしたまえ!!!!」
意見を曲げない2人に怒りをぶちまける飯田くん。普通の学校生活なら絶対になかった飯田くんの姿だろう
荒れに荒れまくっている飯田くんを障子くんが「落ち着け」と言い続けて発言する
障子
「二人の悔しさもわかる、でもそれは俺だって同じだ。だがこれは感情で動いていい話ではない」
続いて青山くん、常闇くんも無理だと言い放つ
A
「二人にもう一回言う。敵よりも弱い二人が爆豪くんを助けに行く?馬鹿なの?しかも青山くんが言ったように私達は戦闘許可は解除されている
二人の勝手な行動で一体どれだけの人間に迷惑をかけていると思ってんの?最悪仕事を失うかもしれないんだよ。それをよく考えて行動するんだな」
もう一回冷たく言い放つと今度は梅雨ちゃんが発言した
蛙吹
「皆おかしくなっているのよ。一回冷静になりましょう。どれ程正当な感情であろうとまた戦闘を行うというのなら……ルールを破るというのなら……
その行為は敵のそれと同じなのよ」
とても重い空気の中医者が病室に入って来る
「お話し中ごめんね〜。緑谷くんの診察時間なんだが……」
その後緑谷くんの病室を離れ耳郎さんと葉隠さんのお見舞いに行く。その時私は聞き逃さなかった。切島くんと緑谷くんの会話の内容……
集合場所と決行時間を……行くしかないじゃないか。夜は鬼が出ると言ったろう……!!
そして……切島くんから盗み聞きした結構日の今晩。何故か反対していた飯田くんがいる。少し疑問に思ったが取り敢えず「私も連れていけ」と言わないとな
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作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2021年4月20日 8時
