そう言えば皆は…… ページ27
産屋敷
「勿論カエデに強要するつもりはない。殺さないと断言できないから気が休まらないよね」
A
「…………その提案。受け入れます。人間相手に負けるなど私は弱くないと思っています」
柱と比べたら天と地の差があるけどね……それにしても保護かぁ。一人暮らしする必要があるな、出張が終わる前に引っ越そう
その後一般隊士の私には聞いてはいけない内容なので自宅に戻った。今頃、鬼憮辻は持っている情報を全部吐いているところだろう
そう言えば、皆は無事だろうか。心配の思いが沸き上がった私はクラスラインを開き文を送った
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A
「皆、大丈夫……?」
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送信ボタンを送ると1分も立たず20には満たない数字の既読がついた。成程、被害は絶大か……
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麗日
「水津淶ちゃん!!こっちは大丈夫とは言い切れないんやけど……水津淶ちゃんは大丈夫なん?」
A
「うん、ちゃんと無傷で無事だよ。あの時の出来事……聞かせてくれるかな?」
飯田
「あぁ……俺ら生徒の40名のうち敵のガスにやられ、意識不明の重体が15名。重・軽症者が11名。見傷で済んだのが13名だった。そして、行方不明者が1名……
その行方不明者は爆豪くんだ……そしてプロヒーローのうちの一人が頭を強く打ち重体。1名が行方不明だ」
――――――――――
最悪だな……私が動けていれば……あの場に鬼がいれば……私は動けたのに……
まさか、それを見越して鬼をあの場に連れ出さなかったのか?敵連合は鬼のことを知っている様子だったし……
いくら考えても答えは出ない。当たり前だ。情報が少ないのだから
鬼憮辻
「おい、帰ったぞ」
うんうんと唸っていると鬼憮辻の声が聞こえた。緊急会議が終わったのだろう、玄関まで足を運ぶ出迎えると少々やつれていた鬼憮辻の姿があった
A
「ウチでは基本自由にして構わないよ。でも度が過ぎたら殺すからな」
鬼憮辻
「あぁ、分かった。本当、貴様が受け入れてくれて助かった。きっと柱の元だったら今頃監 禁されていたぞ……」
何だコイツ。助かったとかいうような性格じゃないだろう……きもちわりィ……
A
「んで、鬼憮辻についてはいろいろ知っておきたい。話してくれる?」
情報が知りたいと言えば鬼憮辻は首を横に振り無理だと伝えた。どうやら機密事項のようで私はただ保護をすればいいだけの事。それ以外のことはするなと釘をさしておくようにと言われたようだ
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作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2021年4月20日 8時
