大岩……うごけぇぇぇえええええ!!!!!! ページ22
もっと深くまで原点を思い出し大岩を押す。そうすると私の思いが体に届いたのか今度は大きく岩が動いた。この調子でいけば……
私の後ろには大岩を引きずった後と私の足跡。そして……現在の場所は皆が個性伸ばしをしているところ。一町先まで大岩を休憩なしで動かせたのだ
A
「ハァ……ハッハァ……」
やったぞ私。偉いぞ私。目的を達成した私の身体は無意識にセーフティーレバーを掛け始め元の状態になった私の身体は反動で硬直し地面に倒れる
だが体が地面と密着する瞬間。先生の捕縛具で体をぐるぐる巻きにされた
相澤
「ハァ……水津淶、大丈夫か」
A
「体が動きません」
今の現状を報告すると相澤先生は私を捕縛具でぐるぐる巻きにしたままどこかへ連れて行った。違う部屋へ連れていかれるとそこには病院みたいなベットがあった。多分保健室か何かだろう
相澤
「今日はここで休め。やりすぎだ」
A
「すいません……」
捕縛具でベットに投げ飛ばされる。一見荒々しく見えるがちゃんと痛くならないようベットに投げ飛ばしているため全然平気だ
最近体が動かなくなることが多い気がする。雄英入ってから三回目だよ……
休みを入れて数十分後。夕食の時間らしくおいしそうな匂いが開けた窓から匂ってくる。その後「いただきます」と言う声が聞こえ食事をしているようだ
飯田
「水津淶くん。失礼するぞ」
トレーを持った飯田くんがこの部屋に入ってきた。トレーの上にはおいしそうな肉じゃがが二人分乗っている
飯田
「今日は肉じゃがだ」
A
「おいしそう……!!いただきます!」
肉じゃがを口に運び私の感情は幸せに支配された。うっま……超美味しい
飯田
「それにしても水津淶くんには驚かされてばかりだよ。あの大岩を個性無しで動かしすなんて。その後倒れたことにも驚いたんだぞ?」
そう言いながらもう一つの肉じゃがを口に運ぶ。なんでここで食べてるんだ?皆の所で食べないの?
A
「うっ……ご迷惑おかけしました……因みに、飯田くんがここで食べている理由聞いてもいい?」
どうやら飯田くんが自主的にご飯を持っていくと言い。相澤先生がついでだから私をごはん中の間だけ見張って欲しいと。抜け出す可能性が高いと悟ったのだろう。くそ、見回りできないじゃん
飯田
「それにしても動けなくなるタイミングが悪かったな」
詳しいことを聞くと、今日の夜肝試しがあるらしい。良かった斬れない物や斬っちゃダメな物は苦手だから
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作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2021年4月20日 8時
