一般隊士の私はヒーローと仲良くなってしまいます (ページ12)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:3,251 hit

死なないようには私の得意分野! ページ12

間近で実力差を叩きつけられ動揺する相澤先生。でも必死についてこようとする。それは生徒を守らなければならないという任務があるからだろう

A
「足手まといなのは私もです。敵に対してはめっぽう弱いですからね。だって本気で行ったら殺してしまうし……かと言って力を抜いたら被害が拡大するし最悪私が死にますよ。だから私的にはクソであろうとヒーローが必要なんです」

自分なりの励ましだが……どうだろうか

相澤
「…………そうか」

と一言こぼすだけ。こういう時炭治郎がいたらなぁ……
相澤先生との任務。とても気まずかったがそれ以上に心地よかった。ヒーローに対しての感情が変わるの早すぎて……私チョロイくね?って思ってしまう

今日は問題なかった。水津淶達には内緒だがこれは嵐の前の静けさだ。これから起こる悲劇……大丈夫なのかねぇ……

――――
―――
―

翌日、合宿2日目。AM5：30

朝早くの為大半の人は寝癖のまま体操服を着ている状態となっている

相澤
「お早う諸君。本日から本格的に強化合宿を始める。今合宿の目的は全員の強化及びそれによる"仮免"の取得。具体的になりつつある敵意にに立ち向かうための準備だ。心して臨むように。というわけで爆豪・こいつを投げてみろ」

そう言いながら相澤先生は何かを投げて渡す。その何かとは体力テストのソフトボール投げですよぅしたボールだ。入学直後の爆豪くんのきろくは705.2m。3か月でどれだけ伸びているのか投げて試してみろという事だ

爆豪
「んじゃ、よっこら……くたばれ!!!」

((((…………くたばれ……))))

もう慣れたような表情になり疑問符すらつかない皆。何でだろうこういう時だけ皆の心の声が聞こえる

とにかく爆豪くんの結果だがピピッという機械音と共に記録が現れその画面を相澤先生は私達の方に向ける。その画面には709.6m。約4ｍしか伸びていない

その結果に生徒たちは困惑する。「なんで伸びていないんだ」と……だがその疑問はすぐに解消されることとなる

相澤
「約3か月間様々な経験を経て確かに君らは成長している。だがあくまでそれは精神面や技術面。後は多少の体力的な成長がメインで"個性"そのものは今見た通りでそこまで成長していない

だから今日から君らの"個性"を伸ばす。死ぬほどキツイがくれぐれも……死なないように」

個性伸ばし。大方この二種類に分かれる
許容上限のある発動型は上限を底上げ。異業型・その他複合型は個性に由来する機関・部位の鍛錬