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自分の出番が終わり
来た道を帰って行こうとしたら
「ヒナ、感激」
「あの！さ、サインくれませんか！！」
「その若さでよく色々な語り方ができたね」
「すごいね、あたしはまだ聞いていたかったよ」
『へぇ、ありがとうごぜぇやす。』
綺麗な女性たちに囲まれた
いやぁ、無事に終わって何より
『えっと、失礼かもしれませんが
あたし、色々と体験談や神話とかを自分のものにしています。
どうか色々と話を聞かせてもらえないでしょうか。』
パッとメモ帳を取り出す
「話？ですか？」
『はい、貴方今いくつですか？
それに名前も』
「えっ、あ、たしぎと言います！
氷柱岸さんと一緒で二十一です！」
げっ、同い年？！
『可愛すぎじゃぁありませんかぁ！！』
「え？」
「おい、女ども
そろそろ宴は終わる
自分の部屋に戻れ」
「あ、スモーカーさん！」
『あれま、邪魔してしまいましたか？』
「ヒナ、まだ喋りたい」
「お前もやるべきことがあるんじゃねーのかよ」
『あたしもまだ話を聞きたいことがたくさんありまして。』
「餓鬼はすっこんでろ」
は？
「そんな言い方はないんじゃない？」
「あ？本当のことを言ったまでだ」
『氷柱岸』
「え？氷柱岸さん？」
「ねぇ」
「あ？」
『氷柱貶！！(つららおとし)』
「スモーカーさん！！」
「ヒナ、ビックリ」
「うおっ！！」
上から大きな氷柱が何本も落ちてきた
『ハッ！！』
アカリはあんぐりと大きな口を開けた
『も、申し訳ねぇ！
餓鬼と言われるのが一番心に刺さるんです。
あぁ！やってまったぁ！』
「お前、能力者か？」
土下座をしながら話を続けるアカリ
『いえ、生まれたときから持っているものです。』
そう、生まれたときから
「な〜に騒いでんのぉ？」
「大将黄猿さん！」
「すっごい氷柱だね〜
クザンの仕業か〜い？」
『いえ、あたしでございます。』
「だから土下座してるわけだね〜」
拝啓お婆様
あたしは約束を破ってしまいました。
これでお婆様のところには戻れません。
『どうしよう』
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鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年9月6日 7時) (
レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
午後のミル貝(プロフ) - これまでにこのような話を読んだことがないのですが、とても面白いです！！続きを楽しみに待っています！ (2019年9月2日 20時) (レス) id: 4c2da96b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎マカロン | 作成日時：2019年8月15日 23時
