貴方の一生が私の一生 (ページ6)

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指ページ6

「アカリー、帰るぞー

　って、大丈夫なのか？」

『うん、やっとできた

　いや、久々すぎて手やっちまったよ』

「・・・・変わったな」

『え？』

「なんかいっつも心臓が動いてるから生きていますみたいな

　やることなくて生きているよりやることあって生きてるアカリの方が

　すっごく居やすいから」

ランはそう言いながら私を見る

『えっと、褒め言葉でＯＫ？』

「ＹＥＳ、先に教室でとくよ」

ランはそう言って先に教室を出た

私は慌てて変える準備をして教室を出る

「あ、鳥孫」

「鳥孫さん！ありがとう！！」

「あ、アカリ、早いわ」

『あ、菅生君、これ

　多分外れないと思うから

　外れたらゴメンね』

「いや、スゲー助かったわ

　、、、鳥孫さん、指」

左手の人差し指に注目された

『とっ、得意とは言ったけど

　最近してなくって、ゴメンね？』

「いや、俺のためにありがとう」

えっ、

えっ？

えっ！

『どういたしまして』

「ほー」

「・・・・(ドスッ」

「いっ、何する！石冨！」

「後で話聞かせてもらうぞ光雄」

「いや、何にも思ってないからな？！

　、、、、(コソッ

　アカリちゃん、菅生に恋してんのか？」

「光雄、今日私の家にアカリを呼ぶから

　光雄も来いよ？わかったな」

「うぃっす」

「え？東、石冨さんと仲良かったん？」

『あっ、私とランと光雄は幼馴染なの』

「は？俺聞いてねーぞ東！！」

「いや、俺も今度話そうかと思ったんだよ！

　あ、菅生、部活！」

「あ、やっば！

　あ、ありがとう鳥孫さん

　石冨さんもありがとう！じゃ、」

そういって光雄と王子様は走って消えて行った

『どっ、どうしようラン

　お、お礼言われた！』

「今日はたっくさん書くことがあるな

　自分の人生の一つだから

　あ、今日私の家集合」

『え？』

「鈍感光雄が気づいた」

『あー、まじか』

私たちは廊下でオレンジ色の夕日に溺れて行ったのだ