無く13 ページ13
「ほ〜、水越がか」
先生は美術室の中をぶらぶらと歩きながら話を聞く
『私、どうすればいいですか?』
「何故俺に聞いた?」
『先生は先生です
担任に不満を相談するのは生徒として当たり前じゃないんですか?』
先生はニッコリと笑いながら
近くにあった筆を持った
「アカリ、これ、離すとどうなる?」
『えっ、、落ちる』
「今、水越の気持ちはどんな感じだった」
__アカリは私と居ないといけないの!
アカリは私がいなきゃ何もできないの!__
『多分、私を信じているって思っていて
私も涼音を信じていると思っている』
「じゃあこうすればいいんじゃない?」
先生は筆を落とした
『え?』
先生は奥の部屋に入って
「ほら」
薬をくれた
『え、いや
答え』
「ん?もう言っただろ?
ほら、戻れ
もう授業は始まってるんだ」
先生は私を美術室から追い出した
仕方なく教室に戻る
「_______?!」
「__!!________?!」
まだ何か大騒ぎをしている
そっと教室に入る私
「あっ、アカリ」
「まじか、このタイミングで」
「アカリ!!」
涼音は私に思いっきり抱き着く
「アカリ、っ!アカリ!!」
『えっ、、、と』
「涼音、あんたいい加減に!」
「唯月だって!私の気持ちわかってないじゃん!
ね、アカリ、言ってやってよ!
アカリは私だけが大切な存在だって!」
『え、、、』
「だって、そうでしょ?アカリは私が大好きでしょ!
私のことをなんでも最優先にしてくれるもんね!」
涼音は相当泣いたんだと思う
眼が充血して痛々しい
__アカリ、これを離したらどうなる?__
筆は地面に叩きつけられた
落ちた
落ちた?
『あっ』
、
、
、
涼音を落とす
『何言ってるの涼音?』
「え?」
『私、、、、別に涼音を一番の存在だと思ってないよ?』
「嘘」
『本当だよ』
「アカリ、ぶっきーに何かされた?」
『涼音、現実を見よう
私は一人だから
涼音だけのアカリなんていないんだよ
この世には』
落とせるところまで
落としてみる
(アカリ、なの?)
(鹿本、、、)
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イツカ(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます 頑張ってください! (2019年3月4日 22時) (レス) id: b93db8aef6 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - こんな設定の初めてみた!とても面白いです(* ´ ▽ ` *)更新楽しみに待ってます! (2019年3月3日 16時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
林檎マカロン(プロフ) - 皆さんコメントありがとうございます。これからも頑張らせてもらいます。 (2019年2月21日 19時) (レス) id: c62fbcab27 (このIDを非表示/違反報告)
luna???(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張って下さい! (2019年2月17日 17時) (レス) id: 654049e628 (このIDを非表示/違反報告)
にゃにゃにゃ - 更新待ってる!!(⊂'ω'⊃) (2019年2月15日 21時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎マカロン | 作成日時:2019年1月30日 18時