泣く無く亡く哭く [３年Ａ組]

泣く１２ ページ12

うっすらと眼が開く







「あぁ、、、駄目だ」





先生が苦しそうな顔をしていたのだ






『(見てはいけないものを見たような気がする)』






先生がこっちを見る前に






一度目を瞑った






すると頭の上に手が置かれる






「アカリ、起きたか？

　アカリ〜」






いつもと一緒の声であった






『せ、、、先生？

　私、もしかしてあれから寝てた？』






起き上がりながらそういうと






「あぁ、あれから授業はあったが

　犯人はわかったよ

　今日は新しい授業だから

　この朝ごはん、持って行ってくれないかな？」







私は頷き






先生が言った通りに私はおにぎりを持っていった






「アカリっ、大丈夫？」





『うん、なんとか

　すっ、涼音は？』






「そっ、それｇ「なんで？！」あ」





私はそっと教室を覗く






「なんで私がアカリと離れ離れにならないといけないわけ？！」






「違うって言ってるじゃない！

　離れろと入ってない

　少しは距離をとらないとおかしくなるよって言っただけ！」






「何がわかるって言うの？！

　蓮は死んだかもしれないのに

　アカリまでいなくなったら私どーすればいいの？！

　あの時だってアカリがいたから立ち直れたのに！

　蓮だってすっごい感謝してた！

　アカリは私と居ないといけないの！

　アカリは私がいなきゃ何もできないの！
　
　今も泣き虫だったけど昔はもっとひどかった！

　でもね？」






ガシッと唯月の肩を握り締める涼音







「私がね、大丈夫？涼音はアカリちゃんの味方だよ？

　っていったらアカリ

　ニコって花が咲いた瞬間のような笑みを見せたの

　あぁ、アカリは私がいなきゃダメなんだって思った」







『すっ、涼音』






「今は入らない方がいいよ」






『・・・そうだね

　このおにぎりよろしく

　私、先生のところに行ってくるね』






私は少し自分の状況をわからないといけないらしい

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