よし、走るか [H×H] (ページ8)

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走りだすページ8

「イルミ様、書類が届きました」

皆が集まった時に待ってたかのように届いた書類

執事の持っている書類でアカリの運命が変わる

アカリは何故この場で大人の話に混ざらなければならないのかわからなかった

「父さん？俺が開けていい？」

「、、、どうするか、」

「、、、兄さん、これは一応俺たち家族の問題なんだ、開けるなら、アカリ、お前が開けなさい」

『え？私？いいの？イルミくん？』

何にもわかっちゃいない、ただ開けてどうすればいいのやら

「いいよ、アカリなら俺も納得」

読み書きは普通にできる歳

Aはイルミから書類が入った封筒をもらい

執事から受け取ったハサミで封筒を開ける

『えっとね、、、、どこ読めばいい？一番したの％を言えばいいの？』

アカリは皆の目が怖いので一番穏やかな顔だったゼノじいちゃんの方を見た

頷いてくれたのでアカリはそのまま言った

『、、、、、言わない』

「え？」

『お母さん、嘘つきは嫌いでしょ？』

「アカリ？何で言わないの？」

イルミはキョトンとこちらを見る

『イルミくん嫌い！私のお父さんとお母さんを悲しませるなんて！！』

案外頭の回転が良かったのか

アカリはその紙をビリビリに破いて執事に『今すぐ燃やしてきて！』と頼んだ

「、、、妻、もう皆に話そう」

「お前、まさか知ってたのか？」

「正直に言うとアカリが3歳になるころに毒を飲ませようとしたときに妻が怒鳴り付けてきたのをきっかけにね、俺は兄さんより毒には強い、彼女ももちろん強い、だからアカリにも大丈夫だろうとした結果がこれだ」

「じゃあ何故早く言わんのか」

「父さん、俺は間違ってなかったよ？」

アカリの父親は椅子から腰をあげてイルミの方へ歩み寄った

「イルミくん、俺は人一倍怒るのは苦手さ、でも今回は君が凄い間違いを犯してしまった、どう責任をとる？何故こんなことをした？」

「アカリが好きだから」

その瞬間アカリの母は目を見開いて殺気をだした

『っ？！』

この殺気に耐えられなかったアカリは白目になり倒れてしまった

と思ったがイルミがすぐ反応し倒れずにすんだのだ

「私の娘が好き？だからこんなことをしたと言うの？！」

冷酷な母親がはじめて皆の前で涙を流した瞬間だった