よし、走るか [H×H] (ページ7)

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走れないページ7

「アカリ～」

『あ、、、イルミくん』

「今日は良いことがあるから楽しみにしてなね」

『う、うん』

この頃からアカリはイルミを苦手意識していた

『キキョウさん！ミルキどこ？』

ともかくイルミから遠ざけたかった

「ミルキなら今お庭でお菓子を食べていると思うわよ！」

ありがとう！と叫んで走って外へ行った

「あーあ、またミルキにアカリとられた」

「イルミもいってくればいいじゃない？何か嫌なの？」

イルミはキキョウを見上げて言う

「母さん、俺はアカリと二人っきりになりたいだけ、きっとアカリはそう思ってるよ」

何て自信満々なの？！とキキョウは心のなかで叫んだ

そのころアカリはミルキを木陰で見つけ一緒にお菓子を頬張っていた

「、、、兄さんが来たら離れろよ」

アカリは癖でミルキによくもたれ掛かる

『何で？もしかして怒られる？』

「圧が凄いんだよ、それに兄さんはアカリのこと気に入ってるから」

ミルキのお菓子を食べながらアカリはミルキを見て頭をかしげる

「あ、その顔わかってないだろ、お前」

ゴクンと音がなるんじゃないかと思うぐらい勢いよく食べ物を食べたアカリはミルキに言った

『多分だけどイルミくんは私のこと従兄弟と思って接してないよ！妹と思ってるんだよ！』

ミルキはまた「やっぱわかってない」とため息をついた

まぁ、二人がそんな風に気楽に話している時にちょっとした事件が始まっていた

「イルミくん、おじさん流石にそれは怒るよ？」

「俺は真実を知りたいだけだよ？アカリのお母さんはわかるんじゃない？」

仕事があったアカリの両親はシルバに聞いた話の内容により、すぐにゾルディック家に来たのであった

「イルミくん？アカリにそのことは言ったのかしら？」

「ううん、まだ結果が出てないから言ってないよ？」

「そう」

アカリの母は冷静な女である

「取り敢えず皆を集めてくれないかい？兄さん」

「あぁ、そのつもりだ」

この事件、ホントにちょっとしたことなのか？