走る ページ1
走って走って走って
昔から人を殺すなんてできなかった
従兄弟から何回か『無能』と言われた
嫌々親に泣きながら訴えると
「何か一つ特技を見つけてみなさい」
それを言われたとき走ることが好きだった私はとにかく走ることに集中した
『暇だな〜、、走るか』
『雨か〜、、、走るか』
『いや私は一切お母さんの部屋に入ってないから口紅が消えると言うことはお父さんが趣味で使ったのかもしれないと思うと心が壊れてしまいそうなので黙っておこうなんて考えてたら走りたくなったからお母さんごめんけど走ってくる』
「あの子、人は殺せないけど心が穏やかな子で良かったわね」
「まぁ、何せ従兄弟がゾルディック家だからな」
走らなきゃ
鍛えなきゃ
あ、虹だ、、、走ろ
彼女は言われたとおり特技を一つ得ることができた
『走ることだったら誰にも負けない』
そう言い捨てたのだ
彼に
「へー」
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作者名:林檎マカロン | 作成日時:2020年8月1日 0時