よし、走るか [H×H] (ページ10)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,216 hit

走ってみたページ10

『毎度お世話になってすみません』

「いや、来てもらった方が嬉しい、キキョウも毎度喜んでるからな」

まぁ、今日は話があって来たんだけどね

『イルミくん、席はずしてもらえない？』

「え？何で？」

『シルバさんとだーいじな話があーるの』

私はそう言うとイルミは「別にいいじゃん」と顔をかしげる

「イルミ、下がりなさい」

「、、、わかったよ」

イルミは部屋から出ていってくれた

「どうした？二人で喋りたいって」

『あのね！私毒が効かない体になったんです！！そして特技を走ることにしたんです！やっとですよやっと！』

シルバは目を丸くさせる

「毒の訓練はしてないと聞いていたが？」

『内緒でちょこちょこメープルシロップとかホワイトチョコレートで誤魔化しながら食べてました』

「そうか、凄いな、よくやったと思う」

そういうとシルバはアカリの頭を撫でる

シルバは知っていた、アカリは人を殺せないことに罪悪感があったことを例えどんなに両親が優しい言葉をかけたとしてもそれがプレッシャーとなってしまうこともわかっていた

いつからかアカリはシルバに暗殺の訓練の結果を知らせるようになっていた

でも人は殺せなかった

『私今度ハンター試験受けようと思うの！シルバさんも応援してくれる？』

アカリが質問することはすべてプラスにしようとシルバは考えているため、例え親が反対してたことも「やってみればいいじゃないか」と賛成するようになっていた

「死にそうになったら帰ってくるんだ、わかったな？」

『うん！』

アカリの眼は輝かしい未来が見えていた

「(あいつには勿体無いぐらいの娘だな)」

シルバ自信、アカリのことを手放したくないぐらい可愛がっていたことをわかっていなかったのだ