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全ては３日前から始まったと思っていた。
だけど、きっと違う。
阿部先輩に再会した時から？
それとも、あの日あのBARでたつと出会った時から？
ううん、全部違う。
私たちの始まりは、大学生のときからで。きっと、あの大学に入学した時から始まっていたんだ。
「運命」そこだけ切り取れば、素敵な言葉であることには違いなくて。
でも、私たちの運命はどこまで行っても悲しいままだ。
この世界は間違いだらけで出来ている。
あの子と友達になったこと。
私が阿部先輩に恋をしたこと。
たつと出会ったこと。
また、阿部先輩に再会したこと。
………たつが私にとって大切で大事な人になったこと。
正解なんて、どこを探しても見つからなくて。
私が今まで歩いてきた道には不正解だけが落ちていることに気が付く。
でも、
これから先、正解を大切な人にあげられる方法が１つだけある。
そんな勇気も覚悟もないくせに、頭の中ではもう全部が終わる方へとシナリオが動き出している。
私はきっと、、、このまま
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遥香「、、、ぇ！ねえってば！」
遥香の焦った声に世界がゆっくりと戻ってくる。
A「、あ、ごめん。どうした？」
遥香「もう、何回も呼んだのに気が付いてくれないから！何か考え事？
考えることも必要かもしれないけど、今は何も考えない方がいいと思うよ。
１回ネガティブになったら、とことんマイナスになってちゃうからね人は。」
遥香がそう言いながら、マグカップをそっと机の上に置く。
遥香の入れてくれたココアの香りが、心をそっと優しく包み込む。
A「ううん、何も考えてないよ。ただ、ぼーっとしてただけ(笑)
遥香、、、ありがとね。」
もう、やめてよってくすぐったそうに笑う遥香の横顔を見て決めた。
しばらく、あと少し
私の話に蓋をしようって。
いまはただ、誰にも迷惑はかけたくない。
遥香の隣で笑っていられる自分が、ほんの少しだけ好きだから。
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りん(プロフ) - 雪路さん» コメントありがとうございます。素敵なお話と言っていただけて、とても嬉しいです！これからもよろしくお願いします。 (2021年9月5日 16時) (
レス) id: 8ae84f7e47 (このIDを非表示/違反報告)
雪路(プロフ) - 主人公の気持ちを考えると胸が詰まるようで泣いてしまいました。主人公のことをぎゅっと抱きしめてあげたいです。切なくて苦しいですが、素敵なお話で続きが楽しみです。 (2021年2月19日 19時) (レス) id: 5f4358dae5 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - 見るの遅くなってごめんなさい！私の言葉に励まされたなんて…嬉しい限りです！こちらこそ、よろしくお願いします！ (2020年9月6日 18時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます。みんとさんのコメントにとても励まされました！今日からまた更新を再開していきます。これからもよろしくお願いします！ (2020年8月10日 21時) (レス) id: 8ae84f7e47 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - すごく面白いです！低評価を押す人は気にしないでください！それ以上に応援している人がいます！これからも何かあれば頼ってください！ (2020年8月2日 14時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2020年7月28日 15時
