風見裕也と同棲生活[コナン] 2

・第三十一話・夢主side「覚悟とは」 ページ11

Aside


ーーー朝ーーー


『ふわぁ〜、よく寝た〜』


目が覚めて欠伸をしながら伸びをする。
いつも隣にいるはずの裕也がいない。
まぁ、それは当然。
裕也はリビングのソファで寝てるからね。


『フッフッフッー、昨日私が作った傑作の画像…、裕也見たかな…』

「あぁ、ばっちり見させてもらったぞ」

『ふぁ!?!?』


私が見ていた反対方向からいきなり裕也の声がして驚いてそっちを見やると、そこには不機嫌そうな顔をして腕と脚を組み椅子に座っている裕也の姿が…。


『い、いつからいたの!?』

「お前が寝てる時からな、起こすと悪いから」

『ええー!!』


裕也…!!優しい…!!私が起きるまで待っててくれたなんて!!
いやでもそれってずっと寝顔見られてたってことよね…、そう考えると恥ずかしい…////

本当は今すぐにでもその写真の真相を問い詰めたいくせに…。


「ところで、これはどういう事だ??」

『うっ、そ、それは…!!』


ほらねー!!さっそく問い詰められる!!
裕也は私が作成した画像を見せて私に詰め寄る。
ベッドに裕也の手が乗り、ギシッという音が鳴る。


『あー!!まだちょっと眠いな!!寝よう!!』

「逃がすか!!」


この期に及んで逃げようと布団を被ろうとしたが見事に阻止され、布団を剥ぎ取られ、祐也は私の上に覆いかぶさる形になる。

ひぃーーー!!近いよーーー!!////
もうこうなったら本音を言うしか…!!


『だっだって昨日、裕也が途中で寝ちゃうから…、寂しくて…////』

「!!////」

『だから仕返しにその可愛い寝顔を写真撮って裕也にー…、裕也??』


私の返答を聞いた裕也は顔を真っ赤にして固まっている。
いや、赤面裕也は可愛いなおい←


「それは…、その…、すまなかった…、ほんとに…////」

『ううん、裕也もあの事件の後だったんだから疲れてたんだよね、しょうがないよ』

「………。とりあえず、着替えてくる」

『う、うん…』


そう言って裕也は私の上から離れた。
なんだ…、てっきり今からされるのかと…。
って、流石にそれはないか!!
お互い仕事だよ!!


「俺が帰ったら覚悟しろよ」

『えっ??』

バタン


裕也はそう言い残して寝室を後にした。
……??
今の一言は一体…??

はっ…!!
もしかして私…!!
裕也の寝顔勝手に撮っちゃったから帰ったら私説教されるんじゃ…!!←←

いやでもあれは悪いのは裕也でー…。
ううううーー!!

まぁいいや!!私も起きて朝食作らなきゃ!!


・

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