39 (本編4-��)さようなら、また ページ43
※秋田藤四郎 極修行のネタバレを含みます
ーーーーーー
『主君、聞いてほしいことがあります』
本丸に戻ってから数日後
僕は修行の旅に出る許可を貰いに行った。
こんな僕だけど貴方の為に強くなりたいのだ
と言った時
主君はただ優しい笑顔を浮かべていた。
「私だけではありません。
本丸の仲間達も、勿論前の主も…あなたの大切な物を守れるようになりなさい」
胸の奥で抱えていたものがストンと落ちたような気がした。
この手で掴んだもの
その全てを守るために強くなりたい。
心の底からそう思えた
「お兄さん達に挨拶せんでええんですか？」
『いいんです。
だって、僕は必ずここに帰ってきますから』
「さいでっか」
「気をつけて行ってこいよ」
主君の部屋の外では明石さんと鶴丸さんが待っていた。
二振りとも身内に短刀がいるせいか、心配してくれているようだった。
「やあ秋田くん。立派な衣装だね」
「huhuhu
景気付けにワタシと脱いでいきませんか？」
「出立祈願の加持祈祷は必要かな」
それから、石切丸さんとにっかりさんに村正さんも見送りに来てくれた。
徳川家臣の〜ではなく、今この本丸で暮らす
石切丸さん達だ。
こうしてたくさんの人に見送られると、なんだか少し寂しくなった。
でももう後戻りはしない。決めたことだから。
『行ってきます！』
旅装束を翻すと、中庭の景色が遠く離れていった。
背景は切り替わり、冬山の風景を映し出す。
ー伊勢朝熊・永松寺草庵ー
実季様最期の地だ。
『主君。今僕はあのお屋敷にいます』
強くなる前に自由に行動しても良いと言われたら
思わず足がここに向いていました。
『懐かしいなぁ…この門の向こうに実季様が
いらっしゃるんですね』
またこの場所に来ることが出来るなんて。
警備が厳しくてあの人には会えそうにないけれど
きっと今頃
『え？わっ、とと…！』
その時、実季様の自室がある方から、僕目掛けて何かが降ってきた。
慌てて身を引いてそれを避ける。
意外にもそれは、武器の類ではなかった。
『これは…夕顔の花？』
慌てて上を向いても、そこにはもう閉ざされた窓があるばかりだった。
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愛莉(プロフ) - コメントありがとうございます！かなり事故が起きてた気がしますね笑 あれで優勝してしまうんだから何が起こるか分かりません… (2020年11月3日 16時) (
レス) id: 5de24330da (このIDを非表示/違反報告)
碓氷時雨(プロフ) - 初コメ失礼します。主さんネプ○ーグ見てましたねw煎餅(ぜんざい)にオーーーンとして、卑今日な感じでしたw(面白すぎてwww)そして、「間違えたら歴史修正するからな」という発言しちゃったしで、腹筋崩壊しましたw (2020年11月3日 15時) (レス) id: 49e22a6e0b (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - アルク_Allcさん» コメントありがとうございます！ネ〇リーグ面白すぎて卑今日でしたね笑 オーーーン (2020年11月3日 14時) (レス) id: 5de24330da (このIDを非表示/違反報告)
アルク_Allc(プロフ) - 初コメ失礼します。投稿主さんもネプ○ーグ見ていたのでしょうか() 煎餅(ぜんざい)← オーーーン() (2020年11月3日 7時) (レス) id: ebd1494a69 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - LkXhmbai0Tyhbzxさん» コメントありがとうございます！次編(歌合編)にはなってしまいますが、源氏兄弟とのお話も考えております。今しばらくお待ち頂けますと幸いです！少しでも日々の癒しとなれるよう、ぜんざいを齧りつつ精進してまいります…笑 (2020年11月3日 1時) (レス) id: 5de24330da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉 | 作成日時：2020年10月9日 21時
