20 (本編3-��) 疑惑 ページ23
石切丸さんたち徳川家臣、僕たち後発部隊
それぞれの任務達成に動いていた2組が
駿府城の外で一堂に会していた。
『え…実季様の所へ？』
「ああ。家康公からのお達しでね
敵の本拠地ではあるけれど、殿の遣いとあれば手は出してこれないだろう」
『そう、ですか』
今まで何度も繰り返してきたけど、こんな出来事は初めてだった。
何が起こるか予想もつかない
なんせ曲がりなりにも主の実季様を平気で殺すようなヤツらだ。
石切丸さんたちが無事で戻れる保証なんて無い。
「なにか気になることでもあったかな？」
正直に伝える訳にもいかなくて、思わず石切丸さんから顔を逸らしてしまった。
他の５振りに聞かれないよう必死に考えをめぐらせる。
『止めるべきだ……でもっ
結末を変えれるとしたら、もうこんなチャンス無いかもしれない』
それならこれに賭けてみようか
どうせ実季様を救えるまで終われないのだから
『それなら僕達もご同行させてください
いいですよね鶴丸さん』
「俺は構わんが
本当にどうしたんだ秋田」
『“鳥さん”です！』
「なるほど鳥さんなら仕方ない
というわけで俺たちは裏から向かうことにする」
「あ、ああ」
今まで何度もお世話になった
“必殺・鳥さんがそう言ってたので”
信じてくれているかは別として、妙に鶴丸さんからのウケがいい。
今回もとりあえずは納得してくれたみたいだ。
「待ちや秋田はん
なにをそんなに怯えてはるんです」
「明石さん？」
「いやなに。自分らと秋田実季を会わせたくないように見えたもので」
『そ、それは』
図星だ
確かに僕は刀剣男士が実季様と接触する事を恐れている。
だって、毎回僕達が出会ったその瞬間
実季様は殺されてしまうのだから。
『でも…』
僕がやっている事は、刀解だってありえる程の
立派な裏切り行為。
もしここでバレたら全てが終わる。
『し、史実には無いのでしょう？』
「は？」
『そうですよね石切丸さん』
「ああ確かに
私達の知る歴史には記録されていない事態だ」
『ですので、何が起こるか分かりません
そこを僕達が支えます』
「それはまぁそうですわな」
一応その場は収まって
僕は明石さんの視線を避けるように、真っ先にその場をあとにした。
「なあ明石」
「なんですの鶴丸はん
ああ、さっきは妙な言い方してすみません」
「いや別に咎める気は無いんだ。ただ…」
「ただ？」
「秋田藤四郎
あいつは、少し知りすぎじゃないか？」
21 (本編3-��) 力があれば→←19 2.5ラジオ��(リクエスト)
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愛莉(プロフ) - コメントありがとうございます！かなり事故が起きてた気がしますね笑 あれで優勝してしまうんだから何が起こるか分かりません… (2020年11月3日 16時) (
レス) id: 5de24330da (このIDを非表示/違反報告)
碓氷時雨(プロフ) - 初コメ失礼します。主さんネプ○ーグ見てましたねw煎餅(ぜんざい)にオーーーンとして、卑今日な感じでしたw(面白すぎてwww)そして、「間違えたら歴史修正するからな」という発言しちゃったしで、腹筋崩壊しましたw (2020年11月3日 15時) (レス) id: 49e22a6e0b (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - アルク_Allcさん» コメントありがとうございます！ネ〇リーグ面白すぎて卑今日でしたね笑 オーーーン (2020年11月3日 14時) (レス) id: 5de24330da (このIDを非表示/違反報告)
アルク_Allc(プロフ) - 初コメ失礼します。投稿主さんもネプ○ーグ見ていたのでしょうか() 煎餅(ぜんざい)← オーーーン() (2020年11月3日 7時) (レス) id: ebd1494a69 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - LkXhmbai0Tyhbzxさん» コメントありがとうございます！次編(歌合編)にはなってしまいますが、源氏兄弟とのお話も考えております。今しばらくお待ち頂けますと幸いです！少しでも日々の癒しとなれるよう、ぜんざいを齧りつつ精進してまいります…笑 (2020年11月3日 1時) (レス) id: 5de24330da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉 | 作成日時：2020年10月9日 21時
