Prince 3 (ページ32)

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My Prince. ページ32

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『せんせいの王子様はむかえにきてくれたの？』

何年か前の私も似たようなこと聞かれたっけな

あの時の私なら「まだだよ」って答えて勝手に悲しくなってたんだけど…

今は違う。

「うん、むかえにきてくれたよ」

って、笑顔で言える

そんなこと言って大人気ないなんて思われるかもしれないけどほんとに迎えにきてくれたんだもん

『せんせえいいなあ！！わたしのおうじさまいつきてくれるのかなあ、、』

「うーん…そうだなあ、

王子様はちかくにいるかもしれないし、とおくにいるかもしれないの
それにいつきてくれるか誰も分かんないけどね、
ぜーーったいに〇〇ちゃんを守ってくれるから」

私の王子様はとても近くにいた

近くにいすぎて気づかなかった

いつも守られてたことにも。

こんなに近くに幸せがあったことにも。

『お姫様になれるように、がんばるっ！！』

「うん！じゃあ先生はお手伝いさんするね！」

キラキラの満面の笑みで言う子供が羨ましくて可愛くて

ミ「A～♪
あんたまた子供達の前で惚気けてたわね」

「え！きいてたの？」

ミ「聞こえてきたのっ
ったく！ほんと幸せなやつめ！」

ミンユにからかわれて顔が赤くなるのが分かる

ミ「ほら、今日待っててくれてんでしょ？
さっさ行きな」

「あ！！そうだった！ありがとう！お疲れ様！！」

慌ててカバンを手に持ち走って向かうのはもちろん私の王子様のもと。

ジ「…遅い」

ちょっと不機嫌な顔で車のドアを開けてくれるジヨンくん

「えへへ…ごめんね」

そんな私にため息をつくけど全然嫌な気はしなくて

ジ「今日俺の好きなの作ってくれたら許す」

「分かった、じゃあジヨンくんの好きなの作るね！」

相変わらずツンデレなんだから…(笑)

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ジヨンくんは白馬に乗ってるわけでもなかったし

いつも優しくて紳士なわけでもなかった

いじわるばっかりでちょっかいばっかりかけてくる

でも、、、

それでもジヨンくんは私にとってたった一人の王子様

こんなに近くにいて、気づかないくらい当たり前の存在だった

私は……、、、

ジヨンくんに釣り合えるようになれるかな

ジヨンくんが私を幸せにするって言ったみたいに

私はジヨンくんを絶対に幸せにするの

だから、、これからもずっと私の王子様でいてね

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