128 GDside ページ28
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ムスッとした顔のままのAの手を引いて適当にタクシーを捕まえる
タクシーの中でも俺の方を見ることはなく、
ずっと窓の外を見てる
、
酔いなんて一気にさめた
むしゃくしゃしてAと付き合ってからずっと断ってきたスンリのクラブへの誘いにのって
酒に溺れて
潰れて
そんな所に入った2件のLINE
" A貰っちゃうね "
そんなメッセージと共にAがベッドに寝転んでる写真が送られてきた
血の気が引く所の話じゃない
頭が真っ白になった
急いでクラブを飛び出してヨンベの家に向かった
、
ヨンベが……本気なら、、、
ヨンベに限ってなんて思いもしなかった
でもひとつずつ思い返してみれば思い当たる節はあって。
なんで気づかなかったんだ
まだまだ俺の弱いところだな
最後だってAからしたら冗談に取れただろう
…でもきっと違う
ちゃんと見たから分かる、あれは本気だ
いや、いつだってヨンベは本気だ
「別に私は話すことないけど、、
ジヨンくんは何かあるの？」
家に着いても冷たい一言
感情があるのかないのか分からない
こうなる前と同じ場所に2人でいるのに
前のような雰囲気もなければ、目も合わせてくれない
ちゃんと冷静になって考えれば俺の方が悪いところばっかりだったのに冷たく当たって
…今までのやつと比べられるなんて1ミリも良い気分なんてしない
俺だってされたらキレることをAして
情けない。
そんな言葉が今の俺にピッタリだ
いつもみたいにどうしたらジヨンくんって笑顔で名前を呼んでくれる？
今じゃ名前も呼んでくれない
今度はAの料理を2人で食べたいんだ
ジ「A…ちゃんと謝りたいんだ
変な言い訳とかするつもりもないから…
話を聞いてくれ、」
この気持ちが伝わるように、
ゆっくり言葉を繋げた
そんな俺の言葉に顔をあげたAは
どこか悲しそうにほんとに少しだけ微笑んで俺の目を見た
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作者名：あいり | 作成日時：2018年8月17日 23時
