Prince 3 (ページ27)

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ジ「A……？」

さっきまで凄い顔だったのに私を見るなり拍子抜けたような顔に変わって

「なんで来たの？」

ジ「なんでってヨンベが……

…あ！！ヨンベ！！騙したな！？」

ヨ「騙しては無いよ」

ジ「なっ、、」

2人の会話を理解出来なくて私の頭の中にはハテナがたくさん浮かぶ

「ヨンベなんかジヨンくんに言ったの？」

ヨ「Aのこと貰うねって写真付きで送った以外特に何もしてないよ」

……それが理由か(笑)

ヨンベ絶対楽しんでるな、、

ジ「何もされてないだろうな？！」

「別にジヨンくんに関係ないでしょ」

ジ「なっ…」

なんか普通に話かけてくるけど別に私許した訳じゃないし！！

「今日はここに泊めてもらうの
ジヨンくんはもう帰って」

ジ「それは無理」

「は？」

ジ「Aがここに泊まるなら俺もここに泊まる
たとえヨンベでも俺以外の男の所に泊めるなんて無理」

「だからそんなことジヨンくんに…！」

これじゃあもう話にならない

私はとっとと帰って欲しいのにジヨンくんは全くもって帰る気配なんてなし。

ヨ「A、帰りな」

埒が明かない中、

私たちの間に入って言葉を発したのはヨンベ

「なんで？！」

ヨ「こんなことしても何も解決しない
それにこのまま居たら俺Aに何するか分からないよ？さっきの続きするかもしれないよ？」

解決しないことなんて私だって分かってるけど

やすやすと帰って簡単に許す訳にもいかなくて

そんな考え事で悩んでる私をよそに

さっきの続き、の言葉に引っかかったであろうジヨンくんの顔はしかめっ面

ジ「A、帰ってちゃんと話そう
ヨンベにもこれ以上迷惑かけられない」

急に困ったような申し訳なさそうな顔で私に言ってきて

どうしようか、ちらっとヨンベを見てみたらヨンベはもう帰りなってする

「…分かった、帰る」

折れたのは私

家主にまで帰れと言われたら帰るしかない

しぶしぶ玄関に足を進めて

諦めが悪い私はまたヨンベの方を見る

そんな私にヨンベはもう苦笑い

ヨ「ジヨン、ちゃんと解決するんだぞ
次Aが俺のところに来た時はほんとに貰うからな」

本気なのか冗談なのか、分からない表情だったけど

いつの間にか繋がれたジヨンくんの手にきゅっと力が入ったのは分かった

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