Prince 3 (ページ20)

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ソ「こんな状況で言うことじゃないかもしれないけど
A、やり直さないか？」

「何言って、」

ソ「俺はAが本当に幸せだとは思えない
俺ならいつでも近くにいてやれるし、幸せにしてやれる」

シンと俺達の空間だけが静まる

言い返したい気持ちがすぐそこまできてるのに言葉となって出てこない

「ありがとう、」

そんな中、口を開いたのはAだった

「でも私今凄く幸せだから
ジヨンくん、忙しいのにしょうもないことでも相手してくれるし、何かあったら凄い顔して飛んで来てくれるの(笑)」

「だから…ごめんね
やり直すことは出来ない

それにソウンのことは恋愛対象としてはもう見れない」

ジ「A…」

「私胸張って世界で1番幸せだって言えるよ？何も心配することないんだから」

俺に向けられた笑顔はたくましくて、安心出来て

何を心配してたのか自分でバカバカしく思えてくる

ソ「今はそうかも知れないけどこの先のことを考えて俺はAに言ってるんだ
そいつより俺の方がAを絶対に幸せにしてやれる自信がある」

「…これからのことを考えようとした時に裏切った人が幸せに出来るはずがない」

きゅっと結んだ唇が少し震えていて

気持ちを我慢してるって伝わる

ジ「…Aを必ず幸せにする
俺はまだまだだけど隣にいるのはAじゃないとダメなんだ」

取られるかもなんて考えるのが間違いだ

俺にはAしかいないように、

Aにもも俺しかいないようにすればいい

ソ「…なんだよ、」

ソ「別にAじゃなくてもいいだろ

ジヨンさんのこと好きな女周りにいっぱいいるから選び放題でしょ？
ユナ…だっけ？
あの女ジヨンさんのこと大好きじゃん
凄い嫉妬してA突き落とすぐらいだもんな」

小馬鹿にするように鼻で笑う

、

、

…ちょっと待て

おかしくないか？

あまりにも知りすぎている

「なんで…そんなことまで知ってるの？」

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