Prince 3 (ページ14)

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ス「さ！！みんな揃ったことだし、食べましょ！！
Aちゃんの好きなものですしね！」

テ「Aちゃんどれがいいですか～？」

「私はどれでもいいよ！」

ス「ダメですよ！1番に選ばないと！！」

「ん～、じゃあ1番右端ので」

そう言うと、はい！と目の前に持ってきてくれた

でも、受け取れない

そんな簡単に腕が動かない

ジ「スンリ、小さい皿にいれろ」

どうしようと困っていた時

やっぱり助けてくれるのはジヨンくん

ス「そうですね！！は～い！」

なんとかやり過ごして一安心

いづれにしろ言わないといけないんだけどタイミングがなかなか分からない

し、この空気が悪くなるなら今は言いたくない

タ「A?」

「え？」

タ「何考えてんだ？ぼーっとして」

かんの鋭いオッパは怖い

何もないよと軽く交わして

ス「美味しいからAちゃんも早く食べて！」

「うん、ありがとう」

早く食べたいのはやまやまだけど…

「ジヨンくんっ、アーン」

ジ「わがままなやつ、(笑)」

そう言いながらも食べさせてくれて

「美味しい～～！！」

ス「でしょ！もっといっぱい食べて～」

なんとかジヨンくんにカバーしてもらいながらこの場を切り抜ける

今はまだこの雰囲気で居たいから

ジヨンくんは水を飲む時だって、食べる時だってすぐにフォローしてくれる

しかも違和感なく自然としてくれる

…なんて出来た男なんだ、、、

だから自分が不自由なことも忘れるくらいで、

ミ「ねえ…A、」

「ん～？」

ミ「…手、どうしたの？」

突然の質問に、しかも聞かれたくないことを聞かれて
ビクッっとなる

「…え…っ？
どうして？」

ミ「A今日1回も手使ってないよね？何か隠してない…？」

「…何も隠してない」

ジ「俺に甘えてるだけだろ、アホA」

すぐに割って入ってきて

私にデコピンをくらわす

いやデコピンは余計じゃん！？！！

「いたっ…！！もう！！

ミンユ、何も無いから大丈夫だよ？」

ほら、なんて少しだけ右手を浮かせてみたりして誤魔化してみる

ミ「隠し事は好きじゃない。ちゃんと言って」

それなのに真っ直ぐな目で私を見る

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