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目が覚めると、家のベッドの上にいた。
痛みはもうなかった。
数ヶ月前は
数週間前は
みんなと同じように
楽しく走り回っていたのに
体を動かすことも
起き上がることさえも
嫌になってきている自分がいる
余命宣告されて
残りの人生楽しんでやるって。
そう意気込んでたあの日の私。
でも実際は
日に日に死が近づいている
今はまだこの程度でも
いずれ体を動かせなくなる
みんなとの撮影だって
編集だって。
何も出来なくなってしまう。
そんな事をグルグル考えてしまう。
LINEにはとつくんから
課題終わらないって誤魔化しておいた
という連絡が来ていた。
メンバーから個人個人メッセージが来ているし
畑のメンバーのグループも荒れている。
ようへいくんから電話の着信が入っていた。
夜中の遅い時間になって気づいて
折り返すかどうか悩んだけど。
かけることにして
寝たまま電話をスピーカーにした
ワンコールで出たようへいくんは
すごく焦っていて
「A！？どうした？なんかあった！？」
と聞いてきた
『ようへいくんからの着信があって
折り返した…私は平気』
「あ、そっか、ごめんごめん
明日外撮影らしいんだけど
行く？ってかまず来れる？」
『HAPには行く、でも撮影は
HAPでお留守番してる』
「おっけー了解
明日待ってるね」
『ようへいくん』
「ん？」
『ありがとう』
「おう」
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ほのか - 最後でめっちゃ泣きました！面白い作品をありがとうございました！ (2021年4月4日 0時) (
レス) id: 0f4b11a203 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - めっちゃ面白かったです！感動しました！完結お疲れ様でした！！ (2020年12月22日 6時) (レス) id: 1916248db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小春愛莉 | 作成日時：2020年11月28日 8時
