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試合が終わって
俺はすぐにAの所に行った
1人で座ってるAがいた
「A」
名前を呼んでも返事はしない
まるで自分の世界を作ったかのように
周りに人を寄せ付けないように
「A」
もう一度強く名前を呼ぶ
するとAは立ち上がり
俺の元へ来て抱きついた
そして静かに泣き始めた。
ぎゅっと俺は抱きしめる
するとAは抱きしめ返す
「A」
『わたし…』
「うん」
『試合を台無しにした…』
「うん」
『先輩たちの最後の試合だったのに…』
「うん」
『私のせいで…私のせいで負けちゃった…』
「それは違うよ」
『私がスリーポイント入れてれば』
「A」
『私がもっと上手ければ』
「A！！！」
大きな声をだして、Aがビクッとなる
「みんな、Aに出て欲しかったんだよ。
2年生で出てたのAだけじゃん。
Aはバスケ上手。
ただ、それと同じくらい
相手のマークが上手かっただけ。
いつもより動けてなかったんじゃない。
動けなかったんだよな、あの状態で。
先輩たちを勝たせてあげられなかったのは分かる。
でもね、これが試合なんだよ。
分かってるでしょ？勝つか負けるかの2択。
勝っても、負けても、楽しめるような
後悔を残さない試合をしなさい」
『…パパ』
「帰ろっか、みんな待ってるよ」
後ろを振り返ると畑のみんながいた。
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K(プロフ) - 小春愛莉さん» はい！すでに私、何個か他の物も読んでるんです！とても素敵なお話でした！ (2020年11月29日 22時) (
レス) id: 4b2cbb3dc6 (このIDを非表示/違反報告)
小春愛莉(プロフ) - Kさん» お読みいただきありがとうございます！この物語がKさんの心の支えになれたようで良かったです。お時間ある時他の作品にも遊びに来て頂けたら嬉しいです！ (2020年11月29日 6時) (レス) id: 3c0038e1de (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - 読んでて涙が出ました。私の親ちょっとやばくて……はじめんが一生懸命そっち側の私を愛しているのを読んで心が救われました。本当にありがとうございます！ (2020年11月28日 22時) (レス) id: 4b2cbb3dc6 (このIDを非表示/違反報告)
小春愛莉(プロフ) - もーーさん» お読みいただきありがとうございました！感動するといってもらえて嬉しい限りです！！過去の作品も色々あるのでお時間ある時読んでいただけると嬉しいです！！ (2020年11月28日 20時) (レス) id: 3c0038e1de (このIDを非表示/違反報告)
小春愛莉(プロフ) - ゆーゆーさん» お読みいただきありがとうございました！これからも沢山の畑とあなたの小説を作っていくので、読んでいただけると嬉しいです！！ (2020年11月28日 19時) (レス) id: 3c0038e1de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小春愛莉 | 作成日時：2020年11月7日 8時
