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オールマイトは、空を飛んで煙の方向へ向かう2人の後を追うように空を飛び、ヴィランが発現したと思われる商店街付近を目指す
奏｢え、ヴィランのとこだけど｣
オ｢いやいやいや、危ないし！君達もエントランスの所へ行っておいで──｣
奏｢──嫌ですよ。ここはおれ達の育った“故郷”ですよ？いくらオールマイトの言葉でも、自分達の故郷見捨てるのは、死んでも嫌だ｣
オ(...！！
落ち着いた声─冷静な瞳─でもその中に宿る揺ぎない信念──
この子達なら、聞こえる建物の崩れる音や立ち上がる煙の量から、そこらのヴィラン達とは違う事を分かっているはず...
ヴィラン退治には命が掛かっている。プロヒーローならまだしも、まだ幼さの残る少女達がこんなにも真剣に...)
微塵の戸惑いもなく、真っ直ぐな声と眼でそう発した奏糸は、暁音に抱えられて最高速度で現場へと向かう
───
暁｢──これは中々...｣
目の前に広がる信じ難い現状。
緑がかった濃度の濃い霧が商店街を覆い、その中で所々のお店から青い炎が霧を巻き込むように燃え上がっている。
既に近くにいたヒーロー達が町民の避難誘導に当たっていたが、建物全体が炎に包まれているところもあり、中々手がつけられずに有利な個性を持っているヒーローの到着を待っている様な状況。
オ｢なんて事だ...｣
霧は今も尚広がり続け、人の手も全く足りていない。
オールマイトは霧が広がっている場所まで行き、避難していた老夫婦を安全な場所まで避難させようとしたが、
《ﾎﾞｳｯ─》
オールマイトと老夫婦の間を隔てるように真っ青な炎の壁が築かれた。
幸い老夫婦に炎は当たっておらず、2人とも無事だったようだ
オ(何だこの青い炎は...
色んなところで炎が立ってはいるが、どれも建物の表面だったり、今のような壁だったりしている...
人に当てないようにしている？何が目的なんだ？)
ｼｭﾙｼｭﾙｼｭﾙ──
ｽﾀｯ
奏｢何、やってんの？オールマイト｣
暁音とは別れたようで、狭い路地の方から意図を駆使してオールマイトの側までやって来た。
オ｢この炎の壁の先に2人取り残されているのだが、かなりの高温らしくてね...｣
奏｢はァ...じゃあ此処はいいから、他の救助手伝ってあげて｣
オ｢え、何するの？さすがに危険だから、他のヒーローくるの待った方が──｣
奏｢おれは大丈夫。それに、目の前の命救えなくて何がヒーロー志望だよ、ってね。ほら、行ってあげて｣
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弐樹(プロフ) - 、さん» あぁぁぁあごめんなさいｯ！！すっかり忘れてました((( ありがとうございます！！ (2019年11月28日 7時) (
レス) id: a5df65a864 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月27日 7時) (レス) id: 8b3f29abaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弐樹 | 作成日時：2019年11月26日 23時
