しあわせの予感 (ページ6)

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偶然ページ6

お互いいい感じに酔ってきた頃…

｢ちょっとお手洗い行ってくるね｣

圭｢りょーかいですまるぅ～｣

私より酔っているこの酔っ払いはほっといて、トイレに向かった。

すると反対側から少し背の高い男の人が向かってくる。

遠目だったから分からなかったけど、すれ違う時声をかけられた。

隆｢Aちゃん？｣

｢いっ今市さん！偶然ですね｣

隆｢誰と飲みに来てるのー？｣

｢友達です！｣

隆｢そうなんだ！良かったら俺たちのとこ来ない？

せっかくだし相席しようよ｣

一瞬迷ったけど、圭太くんはいくら友達といえ男。

何だか分からないけど隆二さんに男の人と2人きりで

飲んでるなんて知られたくなかった。

｢いえ！ありがたいですけどメンバーさんのおじゃますると悪いので｣

隆｢そう？全然邪魔なんかじゃないし、むしろメンバ

ーも喜ぶと思うけど。

でも突然7人の男の中に女の子2人で行くってさすが

に緊張しちゃうか！笑

むしろこちらこそなんかごめんね？｣

あーー、今市さん完全に女友達と飲んでるって勘違

いしてる。

なんか嘘ついたみたいで後ろめたいなぁ。。

｢そんな！今市さんが謝ることじゃないです！

こちらこそ誘っていただいたのにごめんなさい｣

隆｢そう？あ、じゃあさAちゃん、今度休みの日

にご飯でも行かない？2人で｣

最後に付け加えられた、

"2人で"

につい胸が高鳴る。

｢はい！私でよければ…！｣

隆｢ううん、Aちやんでいいんじゃなくて

Aちゃんがいいの。｣

そう言って微笑んだ今市さん。

私、きっと今市さんと一緒にいたら心臓何個あっても足りないや。