66、役割 ページ24
私たちは、泥クジラに着いたあと、すぐに長老会のいる尋問室に連れて行かれた。
リコスは中央棟へと収監されてしまった。
ハクジ「数々の墓標を見た…本当にそれだけなんだな？」
オウニ「ああ」
ハクジ「チャクロはどうなんだ」
チャクロ「は、はい、それだけです…」
ハクジ「Aは…」
「ええ、他には何も見てない」
ハクジ「…よろしい。3人の言うことを信じよう」
ハクジ「お前たちは、体内送りだ。今回の件、しっかりと反省しなさい」
ハクジ「連れて行きなさい」
自警団「はっ」
自警団とマソオ兄さんが入り口で控えていた。
ハクジ「A」
「…はい」
ハクジ「お前は、ここに残りなさい」
「…」
ハクジさんに呼ばれるも、その場を動けずにいる私に、オウニが手を掴み、引く。
オウニ「A、行くぞ」
「オウニ、だめよ…先に行ってて」
オウニ「……わかった」
オウニは私からゆっくりと手を離す。
私はもう一度長老会の皆の方へ向いた。
「A」
「はい」
ハクジ「お前は、私たちを嫌っているか？」
「…いいえ」
ハクジ「私たちが、お前のことを放っておいたことが、お前にとって酷だったのか？」
「そんな、ことは……っ…たくさん助けていただいた恩を忘れてはいません」
私ははっきりとそういった。
しかし、みんなの顔は曇っていく。
ハクジ「ならば…なぜオウニと共に行った？」
「…？…オウニが大切だからです」
ハクジさんは、みんなは何が言いたいの？
ハクジ「こんなことを言うのは納得いかないと思うかもしれないが…、今後オウニと行動しないでくれ」
「…どういうことですか」
ハクジ「お前には、役割があるんだ」
「…役割」
シラアイ「泥クジラにはあなたが必要なの」
シラアイさんが続けて言う。
「何でそんなこと…」
ハクジ「私たちは、Aがいなければならないんだ。しかし、オウニと共にいればお前は…」
「何で、そんなこと言うんですか…？」
ハクジ「あ…」
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姫乃(プロフ) - 鈴さん、ありがとうございます！そんなー！嬉しいです！読んでくださるだけでもありがたいのに、面白いだなんて、楽しみだなんて！！中間考査中にも更新出来たらしますね！ (2018年5月10日 0時) (
レス) id: 9a7901e607 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - すごく面白いです！！いつも楽しみにさせてもらってます。更新頑張ってください！応援してます！ (2018年5月9日 22時) (レス) id: 8f94786c83 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃(プロフ) - ああ！！��(ﾟДﾟ)ありがとうございます！忘れていました！！！ (2018年4月15日 16時) (レス) id: 12f13cd074 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外して下さいねー (2018年4月15日 16時) (レス) id: c7490cab95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫乃 | 作成日時：2018年4月15日 16時
