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次の日
この日もなんという事もなく学校が終わり、少し急ぎめに歩いて、あの人とぶつかった場所で待った。
待つこと1時間……
(また会えるなんて奇跡、ないよね、帰ろ。)
そう思って歩きだそうとした時、昨日のあの人が、大きな袋を抱えてもう1人の男の人と一緒に歩いてきた。
びっくりして最初は動けなかったけど、勇気を出して話しかけようとしたら、目が合った。
その人が私の顔をじっと見てから、パタパタとサンダルの音を立てながら寄ってきた。
??「昨日ここでぶつかった子…だよね??どしたの?」
まさか覚えてて話しかけられると思わなくて、すぐに声が出ないでいると、もう1人の男の人が
??「え、ようへいさんの知り合いですか?」
どうやら私がぶつかった人はようへいというらしい。
やふ「いや、知り合いというか、昨日ここでこの子とぶつかっただけ、かな。」
??「へぇー、そうなんすか。」
やふ「あ、えっと、急に話しかけてごめんね。何もないなら、それじゃ…」
あいり「あっ、待ってください!」
「これって…このペンケース、あなたの物ですか?私のカバンの中に入ってたんですけど…」
やふ「あ!そうそう!僕のです。よかったぁ。
これ渡すためにわざわざ待っててくれたの。ありがとね。えっと…」
あいり「あっ、あいりです!」
ようへい「あいりちゃんね。えっと、ようへいって言います。こっちはたなっち。」
たな「あいりちゃんどうも」(ぺこ)
なんかほわほわした人だな。
すいません作者です。名前呼ぶ時は「ようへい」と書きますが、セリフの部分はわかりやすいので「やふ」とさせていただきますのでご理解を。
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作者名:ゐ | 作成日時:2020年1月28日 0時