黄色の畑 (ページ20)

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あいりside

たな「なんで、ようへいさんばっかり……」

あいり「……え？」

かすかな声だったけど、私の耳にはしっかりと届いた

ようへくんばっかりって、何が……？？

わからないけど、たなっちさんカウンターで寝ちゃってるし…誰かに連絡しないと。

たなっちさんを頼める人の連絡先はようへいくんだけだったので、電話することに。

あいり『もしもし、ようへいくん？今大丈夫？』

やふ『もしもし、大丈夫だけど、あいりちゃんどしたの？』

あいり『あー今、たなっちさんラポールにいらっしゃってて、寝ちゃったんだけど、今どこかに連れて行けないから、迎えに来てもらってもいい？』

やふ『あーまじか。すぐ行くわ、待ってて。』

あいり『わかった。ありがとう！』

数十分後カラン、と音を立ててようへいくんが入ってくる

あいり「ようへいくん！たなっちさんここです」

やふ｢うわーめっちゃ爆睡してる笑たなっちいつもこんなに酔わないのに｣

あいり「今日結構早いペースで飲んでたけど、何かあったのかなぁ」

やふ「どーだろ。HAPでは普通だったけどな…とりあえず、うちに連れてくわ。」

あいり「うん！ありがとう、助かりました」

やふ「このくらい全然！これからも頼ってよ。
ほら、たなっち行くよ、起きて」

たな「ん…え、ようへいさん？なんでここに…」

意識が朦朧としたままようへいさんに担がれていく

ようへいさん、結構力あるんだなぁ。