早く追いつきたい③ (ページ17)

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休みたくない③ ページ17

真夏 side

楽屋に戻ろうと歩いてると美月とすれ違った。

山下「真夏さんっ！」

真夏「美月どうした??」

山下「Aが電視台終わってから
お腹痛くなっちゃって今かっきーが
見てくれてるんですけど……」

真夏「Aが？今も？」

山下「今は最初より落ち着いてるんですけど……」

真夏「3.4期の楽屋ー？」

山下「そうです！」

真夏「行ってくる！ありがとう」

Aがお腹痛かったなんて知らなかった。

小走りで楽屋に向かった。

真夏「A…??大丈夫??」

「お姉ちゃん……」

布団からひょっこり出てきたAの顔は

真っ青だった。

「なんか気持ち悪くなってきたかも……」

真夏「ええ……熱計ってみようか。
吐いちゃわない??大丈夫？」

「うん、大丈夫」

スタッフさんに体温計を借りて

Aの熱を計ってみると特に熱は無い。

「お姉ちゃん…しんどい……」

真夏「しんどいね、、なんでなんだろう、、」

スタ「真夏ちょっといいかな??」

真夏「はい、A少し待っててね」

「うん……」

部屋の外に出てスタッフさんの話を聞いた。

Aは最近体調を崩すことが多いから

１回休業してみたらどうかって。。

A絶対嫌がるだろうな…

真夏「A、ごめんねーー」

「だいじょぶ、、なんだったのー？」

真夏「…あのね、休業してみたらどうかなって」

「私が…？」

真夏「最近体調悪いこと多いでしょ、
だから少しだけお休みもらってゆっくりするのもさ、、」

「ううん、大丈夫。体調管理しっかりするから。お願い」

真夏「うーん、少し視野には入れて置いて欲しいな」

「わかった……」

素直に頷いてくれたけど

明らかに拗ねちゃった。

まぁ嫌って言うよね…｡

A side

目が覚めると朝だった。

お腹も痛くないし、頭も痛くない。

でも昨日お姉ちゃんから伝えられた

休業の可能性。それがひっかかっていた。

賀喜「Aおはよ〜！体調どう？」

「おはよぉ…元気なったよーー！」

賀喜「よかった〜！今日から復帰できそう？」

「うん！頑張る〜！」

起きてすぐにかっきーに会って

体調を心配してくれた。

昨日から迷惑ばっかりだな…｡

今日も46時間TVあるから頑張ろう～!!