はじめて�� ページ10
飛鳥side
食事会で予約していたお店について
個室に向かって荷物を置いたら
真夏が色々準備をしてくれた。
あれ、そういえばAも来るって言ってたのに。
Aが居ないことに気付いて
入り口まで戻るとAは帰ろうとしていた。
慌てて呼び止めて個室に連れていった。
繋いだ手はあったかくて顔を見ると眠そうだった。
「じゃあここ座りな？」
A「…私端っこで大丈夫です…」
「ほら、やまが隣いるし大丈夫だよ」
誘導するとAはゆっくり座った。
山下「Aちゃんー！お疲れ様！」
やまが急に声をかけるとAはびっくりして
私の手を掴んできた。
「A、やまはちゃんと
お話してくれるから大丈夫」
山下「お見立て会緊張した？」
A「はい…でも、楽しかったです…」
山下「ええ良かったー！
次はバースデーライブもあるし頑張ろうね！」
やまが色んな話をAにしてくれて
Aはやまに対しても笑えるようになっていた。
その後私とやまに挟まれたAは
真夏が最初に言っていたように
とてもよくおしゃべりする子になった。
そして料理がたくさん届いて
ほかのメンバーとも話すことになった。
Aは何も話さず私の手を掴んだまま
じっとしていた。
梅と話していると
急に肩が重くなった。
梅澤「…Aちゃんが…」
寝ていた。眠そうにしてたもんな。
そのまま体を横にして膝の上に寝かせた。
その状態で梅との話を続けた。
結構時間が経ってもAは起きなかった。
「真夏ー、A帰らせた方がいいんじゃない？」
真夏「うーん、そうしよっか。ごめんね飛鳥ー。」
「私は全然大丈夫大丈夫
Aー！起きてー！」
A「…ん…あ、飛鳥さん！？ごめんなさい。」
「いいよそれくらい笑帰ってゆっくり休みな笑」
A「ありがとうございます…」
真夏「ほら帰ろう。」
真夏に手を引かれAは帰って行った。
Aside
お姉ちゃんとお姉ちゃんの家に帰ってきた。
真夏「今日も泊まっていく？」
ｺｸｯ
真夏「お風呂はいってきな。」
お姉ちゃんに言われてお風呂に入る。
飛鳥さんも美月さんも優しかった。
お礼言わなきゃな。
今日の出来事を振り返る。
お風呂から出る時滑って転んだ。
「…ったぁ」
真夏「大丈夫！？なんの音！？」
「ごめん転んだー！」
真夏「気をつけてよー！」
立ち上がろうとして手に力を入れると
痛みが走った。
その後も違和感があったけど
気にせずに寝ることにした。
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作者名：そら | 作成日時：2022年3月13日 0時
