早く追いつきたい (ページ7)

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ちょっとずつ③ ページ7

Aside

今日はお見立て会のレッスンがあった。
レッスンの前には少し時間があったので
4期生のみんなとお話するチャンスだと思って
あやめちゃんと一緒にお話しに行った。

筒井「さくちゃん、Aがね話したいって！」

遠藤「んー？Aどうしたー？」

「お話してみたいと思って…！」

遠藤「ええかわいいなぁ。かっきー！」

賀喜「さくちゃんなにー？A！小さいね笑」

「ふふっ笑」

筒井「笑ったー！可愛いじゃん！」

「笑うよー！笑」

そこから少しずつみんなと打ち解けてきた。
みんなとっても優しい。
疑ってしまっていたのが申し訳なくなった。

レッスンが始まった。
各曲のフォーメーションが発表された。
はじめはさくちゃんのセンターで始まる。

フォーメーション表を確認すると
驚くことに私がセンターの曲もある。
それも私の大好きな齋藤飛鳥さんがセンターの
"裸足でSummer"だ。

一気に緊張感が出てきた。
でも楽しみな気持ちもでてきた。

その楽しみな感じを思い出すと
レッスンも楽しくなった。

あっという間にレッスンが終わって
次の現場に向かう。

スタ「来週4期生が初めて乃木中の収録をします。
分かってるかもしれないけど
はじめは4期生売り込みの回になります。」

先輩方がいる部屋に向かう前に
4期生プレゼンのペアが書いてある
プリントを貰って確認する。

"齋藤飛鳥→秋元A"

信じられなかった。
信じられないほど嬉しかった。

飛鳥さんとお話できることを
考えただけで幸せだった。

ウキウキしたまま
先輩方の楽屋に向かう。
ドアの前にたった瞬間
緊張して足が止まった。

筒井「飛鳥さんとお話するんでしょ。」

あやめちゃんにそう言われて
止めた足を動かす。