助けてくれたのは…�� ページ45
Aside
はぁ〜今日もお仕事楽しかった〜！
今日は夜までお仕事だったけど
4期生のお仕事でみんないたから
すっごく楽しかった。
面白かった事を思い出しながら
駅から家までの道を歩く。
ふと後ろに気配があった気がした。
後ろを振り向くと男性ふたりが歩いてきた。
怖そうだし…関わらないようにしよ。
早歩きで逃げるように歩くつもりだったんだけど…
男「ちょっと待ってよ〜笑」
男「遊ぼうよ〜！ね〜」
「い、いや…帰ってるので…」
男「後で家まで送ってあげるからさ〜」
「大丈夫です…帰らせてください…」
男「もういいからいいから」
そう言って男の人が私の手首を掴んできた。
「やめて…ｸﾞｽｯ…」
男「怖がらないでよ〜笑」
「やめてください…ｸﾞｽｯ…」
男「チッ、早く歩けよ」
怖くて逃げ出したかったけど
手も足も震えて力が出ない。
「…ｸﾞｽｯ…」
『ちょっと…！警察呼びますよ！』
男「うわ、だる、逃げるぞ」
突然現れた女性によって私は助かった。
「…ｯｸﾋｸｯ…ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ…」
『大丈夫ですか？……ってAちゃん？』
名前を呼ばれて顔を上げると
そこには卒業した西野七瀬さんがいた。
七瀬「大丈夫？怖かったね…」
「七瀬さん…ｸﾞｽｯ…ﾋｸｯ…ﾊｧﾊｧ…」
七瀬「1回落ち着こっか…大丈夫大丈夫…」
七瀬さんの誘導で呼吸も落ち着いた。
「七瀬さん、ありがとうございます。
七瀬さんいなかったら…泣」
七瀬「また泣いてる笑良かった助けられて」
「…助かりました」
七瀬「ちょうど真夏の家行くところだったから
このまま一緒に行こうか」
「そうなんですか…？」
七瀬「久しぶりに会おうって！
Aちゃんも引っ越してきたからって
誘ってくれたの〜」
「え〜嬉しいです笑」
七瀬「行こっか〜」
私は立ち上がって1回後ろを振り返ると
それに気づいた七瀬さんが
私の手を握ってくれた。
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作者名：そら | 作成日時：2022年3月13日 0時
