早く追いつきたい (ページ35)

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怖くて④ ページ35

生田「…まなつぅ。ごめん寝てたぁ」

ふわふわした声で起きてきたいくちゃん。

真夏「ううん、こっちこそごめんね疲れてたのに。」

生田「Aが行かないで〜って言うのが
可愛すぎて一緒に横になったら寝ちゃった笑」

真夏「これさ、作ったから食べて〜
冷蔵庫の中にも何個か入れたから
良かったら食べてね〜！」

いくちゃんにそう言い残して
Aを起こしに向かった。

生田side

真夏がご飯作ってくれたらしくて
それも私の大好きなうどん！

冷蔵庫の中にもって言ってくれたから
見てみると何個かって言ってたのに
たくさんおかずを用意してくれていた。

「まだ寝るぅ…」

眠い目をこすりながら
真夏に引っ張られているA。

真夏「いくちゃんも夜ご飯食べるでしょ〜？
だからちょっとだけこれ食べてお薬飲んで帰ろ？
雨また強くなっちゃうからね」

まだ幼さが残ったAは
私と目が合うとまだ眠たいのか
ふらふらしたまま私に抱きついてきた。

「生田さん、ありがとうございましたぁ」

きゅるきゅるした目で
そんなこと言われたらまたおいでって
言うしかないよなぁ。

Aはえへへって笑って頷いた。

真夏がAのために作ったご飯を
Aは食べてお薬も嫌がりながらだけど
ちゃんと飲めました。

雨が今小雨になったからって言って
お風呂には入れなかったけど
真夏が服を持ってきてくれてたから
着替えられたしさっきより顔色もいいから
安心できた。

生田「A、またなんかあったら
いつでも来ていいからね〜」

「はぁぁい」

真夏「忙しかったのにほんっとにごめんね！」

生田「んーん！ぜんっぜん！
可愛い寝顔もゲット出来たし〜！」

さっき撮ったAの寝顔写真を
真夏に見せるとちょっとひいた感じて笑われた笑

また頼ってくれるといいな。