やればできる�� ページ21
Aside
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
目覚ましの音で目が覚めた。
MV撮影のことを思い出してわくわくしたけど
なんだか体が重い。
「…ん…頭痛い…」
熱を計ってみると37.2。
大丈夫と思って準備をする。
電車の揺れでさえ酔いそうだったけど
何とか楽屋までたどり着いた。
「おはようございます…」
ってまだ誰も来てない。
部屋の隅に座って少し寝ておくことにした。
次に目を開けた時には
選抜メンバーがほとんど揃っていた。
筒井「おはよう。着替えに行こう」
「うん…」
＿更衣室＿
遠藤「なんかA顔色悪いけど…」
賀喜「確かに、大丈夫？」
「全然！まだ眠いだけ…笑」
筒井「ほんと？無理しちゃダメだよ。」
4期生になバレそうだったけど何とか大丈夫だった。
着替えてすぐに振り入れレッスンが始まった。
4期生4人は思っていたよりも
ダンスを覚えるのが早くて
レッスンは順調に進んだ。
個別のレッスンが終わって
全員で立ち位置を確認した。
飛鳥さんとの振り付けもあって
緊張したけどやっぱり安心感があった。
飛鳥「ねぇ、体熱いけど大丈夫？」
「レッスンでたくさん踊って暑くなっちゃって笑」
飛鳥「踊りすぎだよ笑」
バレるかと思ったけど何とか大丈夫だった。
全員で踊ってみると一体感があって
後ろからは先輩方が見守ってくれてる感じがあった。
振り入れは終わってお昼を食べて
撮影現場に向かうことになった。
「ちょっとお手洗い行ってくる！」
筒井「迷子にならないでねー」
「はーい…」
準備の前にトイレに向かった。
トイレから楽屋に戻っている時に
スタッフさんの話し声が聞こえた。
スタ� 崛�抜なのかよー、あいつ。」
スタ�◆崔�が選んだんだよ。
面倒見なきゃいけないじゃん」
スタ� 嵌�表の時もなんか勝手にどっか
行ってたしめんどくさいなー本当に。」
スタ�◆崟菁擇箸个辰�くっついてさ
やっぱり調子乗ってるよな。」
私のことだ。
確かに勝手に行動しちゃって
迷惑ばっかりかけている。
先輩にもたくさん話しちゃってるし
スタッフさんにもそう思われるのも仕方ない。
でもこれで悩んだ感じを出したら
また先輩に声かけられちゃうし
迷惑かけちゃう。
平然を装って楽屋に戻った。
遠藤「遅かったねー」
「ちょっと迷子に…笑」
筒井「だから言ったじゃーん！笑」
4期生と話しながらも
頭の隅にさっきのスタッフさんの言葉があって
離れなかった。
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作者名：そら | 作成日時：2022年3月13日 0時
