早く追いつきたい (ページ3)

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友達。ページ3

＿合格発表後＿

オーディションの話を聞いていると
年上の子が多かったけど
大体みんな同い年くらいの年齢だ。

同い年くらいの子はまだ怖かった。

不安で涙が止まらなかった。

筒井「ねぇ、大丈夫？体調悪いの？」

「…ﾋﾞｸｯ。え、い…いや全然……」

筒井「私筒井あやめ。名前は？」

「秋元Aです…」

筒井「私中学1年生。Aちゃんは？」

「同じ…」

筒井「大丈夫？なんで泣いてるの？」

あやめちゃんと名乗った女の子は
次々に質問してきた。
同い年らしい。
怖くて逃げだしたかった。
でも自分を変えるってお姉ちゃんと決めた。

だから逃げない。

「あ、あやめちゃん。
私友達いなくて。仲良くして欲しい。」

筒井「やっとちゃんと話した！もちろんだよ。」

すごい優しかった。
お姉ちゃん、友達が出来ました。

スタ「お疲れ様です。今後の予定です。」

スタッフさんが楽屋に入ってきて
今後の流れを説明してくれた。

なんともう明日には先輩方との顔合わせらしい。
お姉ちゃんいるから大丈夫。
そう思っても怖かった。

スタ「自己紹介軽くしてもらうから準備しておいて」

筒井「…ねぇ大丈夫？なんかあるの？」

「ん、ううん。なんもない。ありがとう。」

心の中は不安でいっぱいだった。

お姉ちゃんに相談と思ったけど
お姉ちゃんはお仕事だし
私とは別のところで一人暮らし。

私も今日から一人暮らしだ。

乃木坂のオーディションに
受かっても受からなくても
地元を離れて1人になることにしていた。

地元から離れられたことは良かったけど
1人でやっていけるか不安だった。