初恋は突然に (ページ2)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:9,900 hit

2 ページ2

大橋side

生徒玄関前にはたくさんの生徒で溢れてる

なぜなら

今後の学校生活を決めると言っても過言じゃない
クラス表が貼ってあるから！！

和｢大ちゃんとクラス離れたらやっていけへん〜！｣

クラス表を見る前から不安がってる俺

大｢はっすん落ち着き？笑｣

まぁ今年も一緒やろ〜って呑気そうに言う大ちゃん
たしかに俺らはクラス離れたことないけど…

大｢ほら、早く見に行くで？｣

大ちゃんは見るのを躊躇っている俺の手を引き
クラス表の前まで連れてってくれた

和｢うぅ、めっちゃ怖いんやけど｣

怖すぎて目開けられへん！！

大｢俺はもう見たで〜？｣

大ちゃん見るのはやすぎやん！！
俺も見るしかないかぁ、頑張れ俺！！！！

和｢…あ！！！｣

目を開けて自分の名前を見つける
そしてその下をちらっと見ると

大ちゃんの名前も！！！！！

和｢大ちゃん！！俺ら一緒やな！！！｣

大｢おん！一安心やなぁ！！｣

ほんまに良かった！！！！ホッとしたわぁ！！

和｢5クラスもあんのに一緒なのは奇跡やん！笑｣

大｢そうやな！笑俺ら3組やって〜｣

和｢おん！教室行こうや〜！｣

大ちゃんと一緒って分かった途端テンション上がった！！

さっきよりも軽やかな足取りで俺は廊下を歩いた

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

和｢席は自由みたいやね〜｣

大｢俺窓側の1番後ろがええ！！｣

大ちゃんの希望で俺らはその席に向かった
人気ありそうな席やのに誰も座ってないのは意外やったわ

俺が1番窓側で大ちゃんがその隣に座る

大｢もう俺席替えしたくないわ〜笑｣

和｢いや、気早すぎん！？笑｣

ふと窓の外を見ると…

あ！2年生の教室かな？
こっから凄い見えるんやけど笑

大｢はっすん？何見てるん？｣

和｢こっから2年生の教室見えるんよ！！｣

大ちゃんがこっちに身を乗り出す

大｢あ、ほんまや！丸見えやな笑｣

俺ももう1回2年生の教室に目を向ける

すると窓側に1人の男子が座った
ちょっと遠いけどこっから見てもイケメンって分かる

俺って意外と視力いいんやなぁ〜って1人でクスッと笑う
大ちゃんからは怪訝そうな目で見られたわ(泣)

でも…なんかあの人から目が離せん。
なんか胸がドキドキするんやけど！？

どうしたんやろ、俺…

大｢はっすん何ボーッとしてるん？｣

和｢なんでもない！！｣

大ちゃんに聞かれて俺はとっさにそう答えて
席に座り直した

その間もあの人のことが頭から離れなかった