人間不信だった少女の学園物語

１９話:続き ページ21

ーA視点ー

師範はビキビキと青筋を顔に浮かべた。

伊黒「鬼を連れた馬鹿兵士にも同じ事を不死川に言っていた…まさかお前にも言われるとはな…！俺は甘露寺の為にやっている事だ！！貴様に何を言われようと辞めることはない！これ以上言うのなら…









京A…貴様の身体もろとも消してやろう…！」

甘露寺「伊黒さんやめて！！Aちゃんを殺さないで！！」

伊黒「甘露寺、お前は俺よりもAの方が大事か？」

甘露寺「っ…そ、それは………どっちも大事で大好きよ！！でも、今の伊黒さんは大嫌いよ！！こんな事もうやめて！！」

伊黒「…………ならば、分からせるまでだ…！」

私は恋柱様の前に庇う様に立った。

師範は刀を抜いた。

『隊員同士のやりあいはご法度のはずですが。』

伊黒「ああ、それが何だ。」

何を言ってもだめだこりゃ。

『あーそうですか、もう師範は人ではないのですね。
鬼以上の屑野郎ですね。分かりましたよ。あんたがその気なら私も抵抗させてもらいますよ。』

私も刀を抜いた。

　ﾋﾞｭｯ!

　ｶﾞｷﾞｨﾝ!! ｷﾞｨﾝ!! ｶﾞｯ!!

甘露寺「い、伊黒さん…Aちゃん…！」

伊黒「お前も強くなったな…でも、俺よりはまだまだ弱いな！！」

『ええ、そうです私はあんたよりは弱いですよ。でも…………あの時と同じように無力ではない！！』

せめて…人が来るまで持ち堪えなければ…









早く、早く！！誰でもいいから来てくれ！！！

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