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-エルside-
あれから数ヶ月経ち、エース兄は彼女と出かける事はなくなった。
ある日の学校で、兄貴の担任に用があるから尋ねたら兄貴がめんどくさそうな女子グループに呼び出されていた。気になってついて行ったらなにやら説教されてるようだ。
全く、何でそーゆー女子は他人の色恋沙汰に首突っ込むのかしら。
エル「兄貴ー！あんたの担任どこ…………って、誰？何してんの？」
エース「はぁ！？エル来るんじゃねー…」
エル「兄貴に何か用？てかあんたら誰？」
「何よこの子！」
「私達先輩よ。敬語使いなさいよ！」
エル「ナマイキなオネエサマ方に綺麗な敬語は使いたくありませんわ。あたくしのお兄様に何かご用事ですこと？見ていた限り、あんたらがお兄様に言い寄っている…いいえ小言を叫んで他人の事をあたかも自分の様にお怒りになるなんて…大変哀れで情けないお姿ですわ。お前らのご友人様が何をお前らに吹き込んでいたのかは分かりませんが、赤の他人である人の仲に首を入れるのは人によりけり、迷惑な事ですわよ。もう少し考えてから行動なさっては？」
センパイ共はまだ言い返していたけど、全部煽って返してやった。
兄貴は宇宙を背負っていた(スペースキャット状態)
エース「お前何しに来たわけ？」
エル「最愛のオニイサマを助けに来たって理由はいかがですこと？」
エース「お嬢様口調ヤメロ。……まあ、正直助かった。あんがと」
エル「……兄貴が素直…！？」
エース「オレだって素直に礼くらい言うわ！」
エル「いつもの兄貴だったら『ま、お前がいなくてもオレ一人で処理できたし？？？』って意地張るかと思ってた」
エース「確かに！そうかも！知れないけど！女心分かんねーオレからしたら今回は本当に助かったの！」
ありがとな！と荒々しくあたしの頭を撫でた。
ジック兄が撫でるのはよくあるけど、エース兄から撫でられるのはいつぶりだったか。
エル「えへへっ…」
エース「あーこりゃ男がコイツに惚れる理由納得いくわー…」
エル「？、どゆこと？」
エース「さーね？ほら、担任の用事だっけ？早くしねーと休み時間終わるからな」
そう言い、教室へ向かう兄貴。
エル「お礼はフェシリテ・コスメティックスの新作アイシャドウで！」
エース「さっきの礼を言った事とお前を一瞬でも可愛いと思ったオレがバカっだったわ。兄貴に頼んでー」
こーんなヤツだけど兄貴らしいとこあるじゃん。
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奏 - いやー何回読んでもいいですね！更新待ってますから…お願いします更新してください… (2022年10月26日 21時) (
レス) @page15 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 面白かったです！絵上手ですね！私もデジタルでかこっかな〜！んと、頑張ってください！更新待ってます！ (2022年10月11日 21時) (レス) @page15 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
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