文豪達のあれこれ【文スト】【短編集】

過保護過ぎる兄【芥川龍之介】 ページ25

A「あっ…あっ、！首領、！！」



A「こんにちはっ！紅葉さん！」



A「中也さん、如何しましたか、？」



A「銀姉さんっ、おはようございますっ！！」



A「龍兄さん…、？如何して何時も私の方を見ているの…？」


芥川「Aが愛らしいからに決まっているだろうっ…！！」

A「又其ればっか……銀姉さんも徐々に呆れて来てるみたいだったけど…？」

芥川「何をっ…！？Aの儚さが判らぬとは一生を悔いに終わらせる気かっ……予め銀にもAの素晴らしさを語…」

A「そこら辺で止めてね！？大体実の妹に向かって過保護過ぎない…？兄弟愛が強いのは良い事だと昔かつて五大幹部だった太宰さんから云われたけどっ…、だからってそこ迄過保護にする必要はっ…」

芥川「兄に向かって口答えする気かA？反抗期というのも成長期の証というからな…Aが安心して育っているのだというのなら僕は幸福の余り…」

A「ちょ、ちょ、ちょっ！？話聞いてた！？私はもう立派な独り立ちも出来る様な自分に何故そこ迄過保護にしているのかって聞いてたんだけど…」

芥川「独り立ちだとっ…！？よもやAが独り立ち等したら僕はどうなってしまうやら…最早直ぐにでも心臓が止まってしまいそうだ…」

A「はぁ………駄目だなこりゃ……何時も兄さんはこうやって違う話に逸れちゃうんだから……」


A「兄の此過保護さは何時になったら終わるのだろうか………」





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芥川「そうだAよ、最近は細菌とやらが流行っているらしい。手洗、嗽には手を抜くな。僕は余り肺が強くはない…何時Aも流行り病に掛かるかも判らぬ。呉々も僕が心配する程には成らないでくれ…」


作者「最近やつがれ不足だったので書かせて頂きました……リクエストの方はもう暫くお待ち下さい！毎回長々とお待ちになられて頂ける方々には本当に感謝しております…」

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