おいぴい牛乳【宮侑】

ぴ ページ6

おいぴい牛乳を買いに行くために自販機へと行く。お昼休み、自販機は割と混む。そんな混む中で侑においぴい牛乳を頼まれた。



今回もイタズラしてやろうと意気込み、おいぴい牛乳をポチッと押す。取り出し口から出てきた牛乳を取り出し、自分用になにか買うものを決めようとした。





そのとき。




『おいちい牛乳？』




おいぴい牛乳のパッケージが何故かおいちい牛乳になっている。あれ、買うの間違えた？？でもおいちい牛乳なんてもの売ってはいない。






｢あ、おいちい牛乳やん｣



後ろから声が聞こえた。びっくりして振り返る、すると侑…？なんと侑がいた。でも…なんか違うような





『おいちい牛乳ってなんやねん』



｢え、知らんの？
1000個に1回出るおいぴい牛乳ならぬ


おいちい牛乳や、珍しいやろ｣




なにそれ初耳。1000個に1回って…この学校に居れば多分誰かしらは出ると思うんやが。そんな珍しいものでもないよな。





『へぇ…知らんかったわ


侑って意外とおいぴい牛乳の事知っとんのやな』





｢へ？｣

『え？』





え、なんか悪いこと言った？あ、そうや。おいぴい牛乳、侑に渡さなきゃか。






『ほれ、


良かったな、おいちい牛乳出て』




｢え？俺にくれるん？｣





『は、何言ってるん？


侑が頼んでた物やん、人に買わせておいて忘れるとは』






酷いやつやなぁ。





『ま、ええわ。先教室行っとるで』





｢ほな｣と言って自分の教室に戻る。

教室に付けば既に侑が着いていて、あれ？とか思ったけどまぁコイツ体育会系やからな。階段なんて容易いよな。







｢来よったか。おい、おいぴい牛乳は？｣



『渡したやん』







｢は？｣

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