おいぴい牛乳【宮侑】

無視かい！ ページ42

今日は遅めの登校。


｢おはよ、A｣



『おー、角名。おはようさん』






｢昨日は楽しかったね｣


『それなぁ、きの……』



昨日…は



公園であったことを思いだす。





｢どうしたの？｣




角名が私の俯いた顔を除くように見る。




『い、いや！なんでm』




｢おい角名、置いてくなや｣



『あ』



侑…


教室のドアからひょっこり、と怒った顔を見せる。だけど私と目が合ったた瞬間、私だけだろうか


時が止まった気がした。





まだ、準備できないわ…




｢…A、昨日のことなn｣



『あ！！すまん侑、私職員室寄らなきゃあかんのや』





そう言って教室をでる。謝らなきゃ行けないって頭の中では分かってるんだけどやっぱり体が竦む。



だから



｢おい、A｣



『あ、角名呼んだかいー？』






｢なぁ…｣



『はいはーい！私がこれやっとくわ』









｢え、おい…｣



『やべっ、トイレ行かなきゃ』



｢…｣





もうちょっとマッテクレマセンカネ



ごめん、侑。






『結局放課後になってもうた』





時刻は16時。今日バレー部はないらしいからもう皆帰ったんかな。…結局1度も話さんかったし








『…なんか、逆に疲れたか…も……』






そのまま私は眠気で重くなった瞼を閉じた。





｢…｣

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