侵食、の段５ ページ35
『動き出したみたいだよ。』
Aは八左衛門の隣で、楽しそうに呟いた
同じく、愉快そうに笑う八左衛門は口笛を吹く
竹谷「来てくれるからには、楽しませないとですね。A先輩。」
『そうだな。どのくらい対抗できるか、見ものだ。』
地図を頭に入れ、居場所へ向かい出す後輩たちだが、目的地が近づくたびに心臓が速くなるのを感じた
しかし、誰かが不安な事を口に出せば、空気は変わってしまう
誰一人として、その事は分かっているため、口には出さず、強く胸を拳で打った
三郎次「先輩、倒す前に上級生の皆さんが操られた原因に薬が入り込んだ空気が関係してると先生方が言ってましたよ。」
数馬「僕も聞いた。どうやら、場所は花見が行われる場所だから桜の木が多く植えられている所だけど…」
庄左衛門「確定とは言えないんですね。」
上級生の場所へ向かう前に、その空気の発生源を無くす方が良いかもしれないが、場所が定まらず時間の無駄になる可能性もあった
万が一、自分たちまで吸ってしまったら意味が無いだろう
怪士丸「でも…無闇に行動するより、先輩達を落ち着かせるのが先では…」
左近「もしかしたら空気を止めれば先輩達も落ち着くかもしれない。」
左門「先輩達との戦いで余裕が出た奴が探しにいけば良いんじゃないか？」
孫兵「左門の言う通りだね、少しでも早く被害は無くすように、でも早とちりはダメだ。」
全員が頷くと、武器を持つ手を強くした
すべき事が増えたが、これも大切な試練だと覚悟して走り出した
山の入り口が見え始めたと、同時に一気に散らばり出した
何時もは長閑な山が、今日だけは恐怖に包まれているようだった
作兵衛「あんまり声を出すなよ…静かに…」
平太「先輩、なんか…風を切る音が…」
ギュッと作兵衛の服を掴んだ平太が青い顔で辺りを見渡す
作兵衛も、慎重に足を進めようとした瞬間、目の前を手裏剣が横切って行った
喜三太「うわっ⁈」
しんべえ「ぎやぁぁぁぁぁ！」
後ろにいた二人の叫び声で二人分の足音が一気に近づいてきた
作兵衛は、喉を鳴らすと一気に体を上げて足音と距離を取った
顔を上げると、そこには予想どおりの二人が立っていた
守一郎「よく来れたな。感心したかも。」
食満「褒めてやるが、帰った方が身のためだぞ。」
作兵衛「こっちは本気で戦います！」
続く (更新停止中)
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです！続き出してほしいです！どうかお願いします🙇♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (
レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです！生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た５年生と６年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園５年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：airi0101 | 作成日時：2019年11月9日 23時
