攻防作戦開始の段 ページ12
一つの部屋で大勢の先生が集まり、険しい顔で話し合っている中、呼び出された五、六年生が静かに室内へと入る
潮江「失礼致します。」
山田先生「おお、来たか。急にすまない。」
七松「いえいえ!それで、我々に話とは?」
問いただされた先生一同は、顔を見合わせると眉を下げ、不安そうな困ったような顔をしていた
集められた五、六年生も何かあったのかと胸の鼓動を大きく鳴らしながら、口が開かれるのを待つ
土井先生「実は、一年は組が密書を拾ってしまい、それを奪おうとする城から逃げてるいるんだ!」
「「「「はぁぁぁぁ⁈」」」」
尾浜「何でまた、そんな物を!」
竹谷「よりによって、一番厄介な密書と来ましたか…」
確実に手の中にあれば、狙われること間違いなしの密書を一年生が持っているとなれば、一大事
上級生だとしても、密書を奪う任務は少なからず命の危険を大きく感じているほど
安堂先生「そこで、上級生の皆さんに一年生を救出して貰いたいのです。」
善法寺「でも、場所が分からないのではどうしようもないですよ!」
『場所がどうこう考えるよりも、一年生を追いかける城の者を見つけるべきだ。今一番は、一年生に危害が及ばない事。』
冷静に言い放つAに木下先生なども、大きく頷く
確かに、場所が分からないのは有利に進めないかも知れないが、一年生を狙う者を打てば、被害は抑えられるだろう
鉢屋「A先輩の言う通りだと思います。恐らくですが、我々の方が土地勘がある。」
立花「一年生も大声を出さぬ限りは、見つかりにくいだろう。それに、Aの耳が敵を見つけるだろう。」
Aの耳は、小さな音も聞き逃さない
最強の手札を使う事が、まず最初の作戦成功の鍵となるだろう
中在家「それでは…作戦実行に向かいます。」
木下先生「頼んだぞ、必ず無傷で帰って来い!」
「「「「はい! 」」」」
大きな声を揃えて、裏裏山へと飛び出す上級生達は六年生を先頭に一気に深い森林へと足を踏み込んで行った
そして、裏裏山の中には、足音を立てずに、息を殺して歩く一年は組の姿がある
乱太郎が握り締める密書に書いてある内容は、分からないが、見るべきでは無いと本能が言っていた
その為、誰も内容も知らないまま、敵を集める密書を兎に角忍術学園へと持ち帰る事で頭は埋まっている
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです!続き出してほしいです!どうかお願いします🙇♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです!生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た5年生と6年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園5年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:airi0101 | 作成日時:2019年11月9日 23時