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礼子「あら〜なんだか今日は賑やかねぇ〜」
初美「あっおばさんこんばんは。お兄ちゃんの作品が最優秀作品賞に選ばれたんだよ」
礼子「まぁ〜そうなの?よかったわねおめでとう」
「こいつらと工房の佐々木さんとお義母さんのおかげです」
礼子「あら、私は何もしていないわよ。悠輔君の努力が認められたのよ」
その日の夜はお義母さんが仕事でよく使うというレストランに連れて行ってもらった
仕事で使うだけあって料理もおいしく初美も浩輔も満足そうだった
もちろん俺もね
それから数日後、表彰式に出ることになった
スーツを持っていない俺にお義母さんが亡きお義父さんが生前着ていたというスーツを借り出席した
司会「それでは最優秀作品賞を受賞しました綿引悠輔さんにご登壇いただきます」
ステージに立つと同時に一斉にカメラのフラッシュが光った
「本日はお集まりいただきありがとうございます。この度最優秀作品賞を頂きました綿引悠輔です。このレッドスノーミユキは亡くなった妻の美雪の名前から名付けました。妻とは出会い方は少し変な出会いでしたが付き合っていくうちにお互い惹かれあい結婚しました。彼女は彼女の父と母が出会ったフィンランドで赤いオーロラを見ると幸運が訪れるといことを聞いて育ちました。入院する前、どうしても赤いオーロラを見るためフィンランドに行き滞在最終日前日に念願の赤いオーロラを僕と一緒に見ることができました。東京に戻ってから治療のための入院生活はつらく、僕はそばで見守ることしかできませんでした。けれどもそんな治療にも僕といるときはつらい顔をせず笑顔でいました。妻は懸命に病気と闘い余命より半年長く生きました。僕はそんな妻を誇りに思いこの賞を妻に捧げたいと思います。そしてここまで支えてくれた工房長、妹と弟そして妻の母に感謝します。今日はありがとうございました」
授賞式から取材が殺到した
雑誌やテレビにも取り上げられるようになった
注文も多くなり始め忙しくなった
注文が多くもらうのは嬉しいこと
けどそれによって注目されるのはいいけどそうなってくるといいよってくる女の人もたくさんいた
俺は惑わされることなく作品つくりに没頭した
俺は美雪以外の女(ひと)は愛さないと美雪が亡くなったときに誓ったのだ
それから数年後、ガラス細工で食べていけるようになった俺は佐々木工房から独立し自分の工房を作った

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設定タグ:登坂広臣 , 中条あやみ , 雪の華   
作品ジャンル:タレント
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作者名:南斗アイリ | 作成日時:2019年3月17日 9時

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