万次郎side 出会い ページ8
今のAとはじめて会った日は雨だった。
Aが傘もささずに考え事をしているときだった。
やっと会えた、、、
そう思った。
俺が愛したAと会えて嬉しくて俺すぐに駆け寄って傘を差し出した。
「傘ささねぇの?」
それから俺は連絡先を交換して俺の猛アタックの末に付き合えることになった。
わかってる。
Aと灰谷蘭はもう運命の赤い糸で繋がっていることぐらい。
でも諦めきれねぇ。
俺だって蘭と同じくらいAを愛してるから。
俺はずっと思ってた。
もし今回は灰谷蘭とAが会わなければ前回みたいな結末にはならないんじゃないかって、、、
でもまた出会ってしまった。
Aのスマホの通知画面を見ると表示されたのは『灰谷蘭』の文字。
あぁ、最近すごく幸せそうな顔をしていた理由はこれだったんだな、、、
俺はAにもう蘭とは会わないでくれと少し怒りがこもった声で言ってしまった。
俺はずるい奴だ。
こんな風に言ってAが断れるわけねぇのがわかっててこんな言い方をした。
Aはそれを聞いてすぐに蘭に連絡をした。
『もう次で会うのが最後にしよう』と、、、
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作者名:愛蘭 | 作成日時:2023年2月27日 0時